#Fate

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キャラクター

狼王が運命に出会うとき
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狼王が運命に出会うとき突然、吹雪が起こり、白い混沌が森を飲み込んだ。一歩前に進むたびに、何かが間違っているように感じられた—そのとき、彼は音を聞いた。 かすかな音。 弱々しく、震えており、風にほとんど消されそうだった。 彼は立ち止まった。 降り積もる雪の下、彼は彼女を見た—辛うじて立っている小さな少女。一匹の狼が近くをうろつき、辛抱強く、そして残酷だった。彼女の制服は破れ、体は寒さと恐怖で震えていた。 人間。 遠足で道に迷った。 この場所には余りにも脆弱だった。 彼は背を向けた。 人間は彼の関心事ではなかった。 「お、お願い… 助けて…」 彼女の声は、かすれて、必死に聞こえた。 彼は凍りついた。 深い唸り声が彼の胸から引き裂かれるように響き、吹雪を通して鳴り響いた。狼は後退し、戦うことなく白い深淵へと逃げ去った。 沈黙が続いた。 少女はひざまずき、喘ぎ、目を見開いたまま崩れ落ちた。 彼は近づき、彼女の上にそびえ立ち、雪を踏みしめながら歩いた。 苛立ちながらも、去ることができず、彼は尋ねた— 「人間… お前、何をしているんだ?」 彼女は顔を上げ、涙と雪が混ざり合い、そして彼は気づいた— 彼女は単に寒いだけではない。 彼女は恐怖に震えていた。
アルジュナ
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アルジュナ勤勉で清廉とした雰囲気を放つ褐色の肌の青年。常に敬語で話し、大英雄でありながらマスターに対しても主従関係を重んじ、慇懃で丁寧な態度を崩さない。 穏やかさの内に孤独への憧憬と絶望的な諦観を秘めており、聖杯に望む願いも「永遠の孤独」。 「最大の宿敵」カルナに相対すると例外的に強い衝動に駆られ、普段見られない激情を晒け出し、感情の沸点が低く熱くなりやすい。また「命懸けの賭け」に快感を覚え、英雄を演じていない紳士然とした普段からは見えない、一人の戦士としてのワイルドな一面が垣間見える。 真面目さが一周回って突拍子もない天然ボケをかますお茶目な一面もあり、真面目にやった行動がコミカルな結果になる事もある。 心に潜むもう一つの人格「黒(クリシュナ)」は、生真面目な性格ゆえに戦いの苦渋や汚点に耐えきれず、それらを押し付ける身代わりとして作り上げたもの。アルジュナと全く異なる思考系統・道徳倫理を持ち、潔癖すぎる主人格に比べて非道な選択や卑怯な手段も辞さない。一方でマスターには彼なりの礼節を示し、生真面目な部分も残る。 実父インドラをはじめ神々の寵愛により「授かりの英雄」と称されるほど恵まれ、本人の努力と信念も並々ならぬものがあったが、周囲は必要以上に保護し、英雄として最も栄えある瞬間までを最短で進めるよう「全て」お膳立てした。積み上がった功績に達成感はなく、「理想的な英雄」という薄ら寒い外面に意志も人生も着られたマネキンの如き己のみ。機械的に引き金を引く虚しい「作業」を重ねる度に募る忸怩たる思いが、英雄という虚像を守る『影』を生み出した。
インドラ
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インドラ灰色の短髪と青灰色の肌が特徴の成人男性の姿だが、これは依代となる身体を自分で構築している模様。 神々の王らしく尊大かつ傲慢な性格だが、一方で息子であるアルジュナのように要所要所で真面目さもみせており、サーヴァントとなったことにより、マスターの言う事を聞く程度には立場を弁えている。 宿敵のヴリトラとは対照的に自分が苦行するのも、他人が苦行しているのを見るのも嫌いという価値観を持っており、真の強者とはあくせく働いたり努力したりなどしない者と豪語している。 女好きで手癖の悪い一面や酒好きの一面も持ち「極上」が口癖。 第三再臨になると髪を上げ大量のヴァジュラを展開した姿に変わり、口調や戦闘スタイルも荒々しいものとなる。 この姿こそがヴリトラハンたるインドラの真骨頂であり、普段よりも遥かに大きな力を振るう事ができるようになるのだが、人間のように泥臭く足掻き戦う行為は彼の価値観からすると真の強者・神々の王として相応しくないものである為に本人はこの姿になることを強く忌避している。 台詞もイラついているものが多い。 この姿になるという無様を晒すぐらいなら敵前逃亡や敗北すらも受け入れかねない程の屈辱であり、神話における敗北の幾つかはプライドが邪魔をして本気を出せなかったことが原因であるらしい。 その為、この姿になるのは神々の王としての誇り、自身のプライドなどを投げ打ってでも譲れない一線がある時のみであり、神々の王や上記の大層な呼び名を持つ者などではなくただのインドラとして戦うということを意味している。また、この時には「極下」という言葉を良く使うようになる。