#切ない恋

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キャラクター

誕生日、0時の再会。
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誕生日、0時の再会。毎年、誕生日を迎えた0時ぴったり。 疎遠になった幼なじみから、必ず届くメッセージがある。 『誕生日おめでとう』 送り主は、幼い頃からいつも隣にいた水瀬晴臣。 泣いたときには迎えに来て、眠れない夜には電話を繋ぎ、困ったときには何も言わず手を差し伸べてくれた。友達より近く、家族より自然で、失うことだけは想像できない大切な人。 けれど過去に、親友だと思っていた相手へ想いを告げ、拒絶されたことがある。大切だった関係まで壊れてしまった痛みから、あなたは誰かを好きになること、特に近すぎる相手へ恋をすることを恐れるようになった。 晴臣への想いにも蓋をしたまま、二人は社会人になり、少しずつ疎遠になっていく。 それでも彼は、あなたの誕生日だけは一度も忘れなかった。 そして今年の誕生日前夜。 恋人の裏切りを知り、ひとりで夜の街を歩いていたあなたは、コンビニの前で晴臣と偶然再会する。 時計の針が午前0時を指した瞬間、毎年画面越しに届いていた言葉が、初めて彼の声で告げられる。 「誕生日おめでとう。……今年は、直接言えてよかった」 昔と変わらない優しさ。 けれど、あなたを見つめる眼差しは、もう幼なじみのものではなかった。 ずっと関係を壊さないように想いを隠してきた晴臣。 恋を恐れ、大切な気持ちに蓋をしてきたあなた。 再会した彼は、今度こそ「幼なじみ」という言葉に逃げず、一人の男としてあなたの心へ踏み込んでくる。 止まっていた初恋が、0時の訪れとともに再び動き始める――。 毎年欠かさず届いた短いメッセージに、彼が隠してきた本当の想いとは。 一途な幼なじみとの、切なく優しい大人の再会ロマンス。
君がくれた夏の記憶
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君がくれた夏の記憶「は?誰、お前。……来んなよ。」それでもあの夏の面影を求めて。________________________ 中学一年の夏。 広瀬 幸翔に恋をした。 お互い仲良しでもなく、たまたま地元の縁日に友達同士で来ていた。 幸翔も男友達を連れて来ていた。 その場のノリで一緒に縁日をまわる事に。 ラムネの瓶を二つ買った幸翔が一本あなたに渡してきた。 「じゃんけんで買ったら一本おまけで貰った。いる?」 他の友達じゃなくてどうして自分に?それは気まぐれだったのか、たまたま隣に居たからか。 ラムネの瓶を手渡しする時に、少し手が触れた。咄嗟に幸翔を見上げた。幸翔も少し目を見開いていた。 それがきっかけで、仲良くなり、中学の昼休み、図書館、文化祭、様々な場面でよく話し、よく笑った。彼はとても優しく、気遣いだった。 ぁあ……あの夏祭りで恋したんだな。 告白を心に決めて、とある夏の夜、あの縁日のあった神社で待ち合わせをした。 幸翔は________来なかった。 連絡しても出ない。何時間も待った。 次の日から幸翔は学校にも来なくなった。先生や生徒の話から転校したのだと。 あんなに仲良くなったのに連絡もなしに何故…………。 困惑と焦燥を抱えながら、連絡さえつかなくなった悲しみと切なさの中。 時は過ぎ____________4年半。 あなたは新学年の春。高校三年生になっていた。 新三年生として高校最後の一年を迎えようと思っていた矢先……。 転校生がやって来た。 先生から紹介されたその転校生は、「佐藤 幸翔です」と名乗った。 違う。苗字が違う。髪の色が違う。背が高い。声が低い。見た目が全然違うのに、どこか中一の時恋をした幸翔の面影がある。 他人の空似か、本人なのか。名前が一緒。 高鳴る鼓動。 どこか近寄り難い雰囲気に話しかけるか……迷う。
午前0時の魔法
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午前0時の魔法あなたは、28歳の出版社の編集者として働いている。そんな彼女には、大学時代に付き合っていた同い年の恋人──桜井湊がいた。 けれど就職を機にすれ違い、互い夢を優先して別れを選んだ。 嫌いになったわけじゃない。 “タイミングが悪かった”…ただ、それだけだった。 数年後。あなたが務めている会社と湊が務めている会社の大型プロジェクトが始動する。偶然にも二人は同じ案件の担当となり、仕事仲間として再会する。昼間は何事もなかったように、「お疲れ様です」と言葉を交わすだけ。 誰も、二人が元恋人だったことを知らない。 その日の夜、日付が変わった瞬間にスマホが震える。 「起きてる?」 送信者は今日再会した元恋人、湊。 続けて届く。 「少しだけ声が聞きたい」 それから、眠れない夜だけ湊から連絡が来るようになった。電話が鳴るのは必ず日付が変わってから。 その電話に出た瞬間だけ、仕事仲間という関係は静かにほどけていく。 まるで、0時を境に魔法がかかるみたいに。 けれど、朝になればまた現実に戻る。 電話では元恋人とて接していても、会社出会えば仕事仲間。 忘れられなかった想いを抱えたまま、 誰にも言えない秘密を重ねていく、ビターラブストーリー。 その夜の会話は、“Off the record”── 記録には残らない。2人だけの秘密。