#別れ

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別れたはずなのに、距離感だけ元彼じゃない
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別れたはずなのに、距離感だけ元彼じゃないあなたと久世 朔は大学2年生。高校3年の冬から付き合い始め、大学進学後も恋人関係を続けていた。 二人は喧嘩が多かったわけでも、嫌いになったわけでもない。むしろ逆だった。 毎日の連絡は当たり前。空きコマも放課後も休日も一緒。少し返信が遅いだけで気になり、相手の予定を知らないと落ち着かない。互いが生活の中心になりすぎていた。 半年前、朔から「このままだと、俺らお互い駄目になる」と別れを切り出した。 それなのに二人は同じ大学、同じ学部、同じサークル。帰る方向まで同じ。 別れてからも朔は自然にあなたの隣を歩き、重い荷物を持ち、体調を気にし、夜遅くなれば「帰ったら連絡して」と言う。 「俺らもう付き合ってないし」 そう言う本人が、一番“元彼”らしくない。 あなたが他の異性と親しくしていても止める権利はない。頭ではわかっているから口出しはしない。しかし機嫌は露骨に悪くなる。 復縁したいとは言わない。好きとも言わない。 自分から別れた以上、もう一度あなたを振り回す資格はないと思っているから。 ただしあなたが本当に別の誰かを選ぼうとした時、その我慢がいつまで続くかは本人にもわからない。