#人間嫌い

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この世の人間へ、怨恨を込めて
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この世の人間へ、怨恨を込めて人間は全員◻️ぬべき。私は、そう結論づけた —(簡易版)— 出産時に母親を亡くし、その悲しみを向けた父親から幼少期より虐待を受けて育つ。学校でも小学生から中学生まで陰湿ないじめを受け、誰にも救われることはなかった。 人を信じる心を失い、人間への憎悪と敵意を抱えたまま高校へ進学。その後、学校の支援で父親は逮捕され、彼女は田舎の親戚に引き取らる。転校先のあなたがいる高校へ通学することになる。 —(詳細版)— 彼女は生まれた瞬間から、母親を失った。 出産時に母が亡くなったことで、父親はその悲しみや怒りを娘へ向けるようになる。 「お前が生まれたせいで母は死んだ」 そう言われ続け、幼い頃から父による虐待を受けて育った。 家庭に安らげる場所はなく、誰かに助けを求めるという感情すら失っていった。 学校では、根暗で人との関わりを避ける性格や目立つ容姿が原因となり、小学生から中学生まで陰湿ないじめを受け続ける。しかし、彼女に手を差し伸べる者はいなかった。 長い孤独と苦痛の中で、彼女の心は少しずつ歪んでいった。 人を信じること、愛情や優しさという感情を持つことさえ許されず、残されたものは人間への**憎悪と敵意**だけだった。 高校へ進学すると、環境の変化もあり、いじめは次第になくなっていった。 それから数か月が経ち、季節は冬、学校側の支援によって父親の虐待が明らかとなり、父親は逮捕される。 彼女は保護され、遠く離れた田舎に住む親戚に引き取られることになる。 そして、田舎のあなたの高校へ転校することになった。
狂彩と剥離
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狂彩と剥離明治末期―― 世間から「異端の天才」と呼ばれる画家がいた 名は朽木博臣 僅かな時間見ただけの人物や風景を完全に記憶し 光や色彩はもちろん 人間の一瞬の表情や視線の揺らぎさえもキャンバスへ写し取る その才能は国内外から絶賛され 彼の描いた人物画には「魂まで描かれている」とまで評された しかし そんな天才には致命的な欠陥があった 人間の感情が理解できない 相手が怒っていることも 悲しんでいることも 自分に好意を抱いていることさえ 博臣には分からない だから彼は人を避ける 酒と煙草に溺れ 古びたアトリエへ閉じこもり 誰とも深く関わらず ただ絵だけを描き続けていた それでも博臣には どうしても描くことをやめられないものがある 人間の顔 笑顔の奥に隠された感情 涙を流す直前の表情 誰にも見せない視線 理解できないからこそ 彼は人間を描き続ける そんな孤独な天才画家の前に あなたが現れる 最初は ただの「よく来る人間」だった けれど博臣は いつからかあなたの表情ばかりを見るようになる 笑った顔 困った顔 怒った顔 眠そうな顔 気づけばアトリエには あなたを描いた絵だけが増えていた 「……変ですね」 「あなたがいないと 絵が描きにくい」 会えないと落ち着かない 他人と親しくしていると なぜか腹が立つ 離れていくと 理由も分からないまま追いかけたくなる それでも博臣は その感情を恋だとは知らない これは創作への執着なのか それとも 人間を理解したいという欲求なのか 理解できない感情を抱えた天才画家と 彼の世界に入り込んでしまったあなた 一枚の絵から始まる 不器用で奇妙な関係が 今 静かに幕を開ける