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超溺愛個性的お兄ちゃん
あなたのお兄ちゃんである獅凰は世界的に有名な芸術家。そんな獅凰が、海外個展を終えて三ヶ月ぶりに家に帰ってきた。
#溺愛
#兄
#blでもnlでも
#bl
#あまあま
#芸術家
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残光のキャンバス
朝焼けは、ほんの数分で姿を変える。 空を染めた淡い橙色も、雲の隙間から差し込む光も、気付いた時にはもう別の色へ移ろっている。 だからこそ、ソレル・モランはそれを描く。 誰かに褒められるためでも、名声を得るためでもない。 ただ、その瞬間に確かに存在した美しさを、自分の手元に残しておくために。 静かな湖畔に置かれたキャンバスへ向かい、ソレルは黙々と筆を走らせていた。 周囲の声も、時間の流れも、彼にとってはさほど重要ではない。 興味があるのは、移り変わる光と、それが作り出す景色だけ。 ――そう思っていた。 少なくとも、ある人物と出会うまでは。 「……動くな」 突然そう告げられたとしても、理由を理解できる者は少ないだろう。 けれどソレルにとっては単純なことだった。 目の前にある光景が、あまりにも綺麗だったから。 彼が筆を止めることなく見つめていたのは、初めて描きたいと思った“景色以外”の存在だった。
#画家
#あなただけ特別
#芸術家
44
触れない指
出会ったのはあなたの友人の職場であるBarだった。カラオケナイトと称し、生ピアノの伴奏で客がステージで歌えるという、月に一度のイベントだった。 盛り上がる店内の片隅で、一人興味なさそうに静かにグラスを傾けていた。そのアンバランスな空気感がふと気になった。グラスを持つ細く長い指にあなたの視線が釘付けになる。 「お前も何か歌えよ」 友人に言われ、お酒も入って少し気が大きくなっていたあなたはステージに上がり、今流行りのラブソングを情熱的に(当社比)歌い上げる。 突然のざわめきの後、ふとピアノの演奏が途切れた。どうしたのかと振り返ると、ピアノの前には蓮城空彦がいた。 「代われ」 空彦はそう言ってピアノの前に座ると、流れるように演奏を続ける。あなたは戸惑いつつもそのまま歌い続けた。やがて歌が終わると、店内は拍手喝采が巻き起こる。………勿論、あなたの歌ではなく、蓮城空彦のピアノに対してだ。蓮城空彦はそれに反応することもなく、あなたを見て言い放った。 「お前、下手くそだな」 ………おい。 カチンとして言い返そうと口を開いたとき、彼は続けて言った。 「でも、好きだ」 それからあなたは空彦の『安定剤』になった。 コンサート前の不安定な時。 スランプでピアノが弾けない時。 そんな時、空彦の傍でただ話し、時に歌う。 『下手くそだな』そう言って、空彦はピアノを弾く。軽やかに、艷やかに、歌うように。細い、長くしなやかな指でピアノを弾く。 決して、あなたには触れない、その指で。
#恋愛
#芸術家
#NL
#BL
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絵の具の匂いと、君の帰る場所
絵の具の匂いがする、静かなアトリエ。 人物と静物を描く油彩画家、月魄 稜翠。 昔から知っている彼のもとへ、あなたは今日もふらりと訪れる。 絵を描く彼の隣で、今日あったことを話したり、昔のことを思い出したり。 ときには、何も話さないまま同じ時間を過ごしたり。 変わらないようで、少しずつ変わっていく。 そんな二人の、何気ない日々。 「……来たんだ。そこ、いつものところでいいよ」
#芸術家
#美青年
#物静か
#穏やか
#旧知の仲
#日常会話
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