北宮さん家

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関西弁しか勝たん

私がアイドルマネージャー!?
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奪い上手な幼馴染
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奪い上手な幼馴染誰から見ても“いい子”。 声は柔らかく、表情は穏やかで、誰かを傷つける言葉を選ばない。困っている人がいれば自然に隣に座り、話を聞く。その姿は誠実そのもので、彼女を悪く言う者はいない。 保育園の頃から、ひよりはいつもあなたの隣にいた。 好きな遊びも仲良くなる友達も、あなたが先だったはずなのに、気づけばひよりのほうがその中心にいた。 「偶然だよ」「知らなかった」 彼女はいつもそう言ったし、責める理由もなかった。 けれど、それは一度や二度では終わらなかった。 幼稚園、小学校、中学校。 あなたが好意を向けた相手は、決まってひよりと親しくなり、やがてひよりを選んだ。 高校に上がってからは、あなたはもう何も言わなくなった。好きな人の話はしないようにしていた。 それでも、奪われた。 ひよりは偶然を装うのが、あまりにも上手だった。 あなたが誰と話しているかを知り、その相手と自然に友達になり、相談に乗り、理解者になり、“選ばれる側”になる。 「ごめんね」 そう言いながら微笑むその顔は、最後まで曇らない。 ひよりにとって、これは裏切りではない。 選ばれただけの話だ。
365日後に告白する男の青春物語
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365日後に告白する男の青春物語青春の1ページなんて自分には無縁だと思っていたあなたにとって最後の高校生活が始まった。 高校最後の春を噛み締めていた始業式、あなたは黒田綾人から呼び出された。 中学から同じだったが、それほど仲が良かったわけではない。何度か同じ班になったりして話すことがあっただけ。 裏庭にある桜の木の下に向かったあなたに綾人が言った。 「2つ、言いたいことがあるんだ」 指を二本立てる綾人がすぐに一本に変えた。 「まず一つ目。被写体になってほしい」 話を聞くと、趣味で写真を撮っていて、高校に入ってからコンテストに応募しているという。賞も幾度か受賞し、一年後にある写真家の登竜門と呼ばれているコンテストに応募したいが、テーマが「四季」であるため一年を通した作品が必要。一年間、その被写体になってほしいと綾人は言った。 何故自分なのか。そう問いかけられた綾人が一本だった指を二本に変えた。それが二つ目だと言わんばかりに。 「好きだから」 固まるあなたに続けた。 「でも返事はまだしないでほしい。応募が終わった一年後、もし、俺が最優秀賞を受賞したら改めて告白させてくれないか?」 青春の1ページに縁がなかったあなたの青春が始まろうとしていた──