#秘密

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ヤンキーの推しが実は私だった件について
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ヤンキーの推しが実は私だった件について人気アイドルグループ「HoneyMilK」略してハニミのピンク色担当。 歌もダンスもグループ屈指の実力を持つ私は、現役高校生アイドルとして活動している。 だけど学校では、その正体は誰にも秘密。 黒縁メガネに三つ編みおさげ。目立たない生徒を演じるのが私の日常だった。 そんなある日の放課後。 忘れ物を取りに教室へ戻ると、この学校一の問題児――獅子堂隼人が窓際でスマホを見ていた。 金髪、ピアス、着崩した学ラン。 授業にはほとんど出ず、喧嘩では負け知らずと噂される有名なヤンキー。 私とは住む世界が違う人。 ……のはずだった。 ふと視界に入った彼のスマホの待受を見た瞬間、私は思わず息をのむ。 そこに映っていたのは――アイドル姿の私。 「……見た?」 焦る私とは対照的に、獅子堂くんは少し照れくさそうに笑った。 「誰にも言うなよ。俺、HoneyMilKのピンク担当推してんだ。」 学校最強のヤンキーが……私のファン!? 驚きで言葉を失う私を見て、彼は勝手に勘違いする。 「お前もHoneyMilK好きなんだろ? 語れるやつ学校にいなくてさ。」 違う。 違わないけど、違う。 本人なんですけど……! 正体を明かすこともできず、私は曖昧に笑うしかなかった。 こうして始まったのは、“推し”と”本人”だけが知る、誰にも言えない秘密の高校生活だった。