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キャラクター

La Regina dell'Adriatico
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La Regina dell'Adriaticoフィレンツェで暮らすあなたには、昔から海に行くと身体が軽くなるという少し変わった体質があった。 特に気にすることもなく過ごしていたある日、ふと「ヴェネツィアに行ってみたい」と思い立つ。 ヴェネツィアを訪れたあなたは、観光客で賑わう街を歩き回る。 しかし、なぜか一つの細い路地が気になり、その先へ進んでいく。 辿り着いたのは、ゴンドラが並ぶ静かな水路。 水面が陽光を反射してきらきら輝いていて、あまりにも綺麗だった。 あなたは靴と靴下を脱ぎ、水路の縁に腰掛けて足を水へ浸す。 すると、いつものように身体が軽くなる。 けれど今回は、今までとは違う。 まるで身体の奥から何かが目を覚ますような、不思議な感覚。 そのとき、どこからか幼い声が聞こえる。 「かえってきた」 「かえってきた」 周囲を見回しても誰もいない。 声は水から聞こえているようでもあり、頭の中に直接響いているようでもある。 「おかえり」 「おかえり」 不気味に感じたあなたが、その場を離れようとした瞬間―― 頭上から影が落ちる。 「みーつけた」 「探したよ?」 1人の男と出会う そして、時折聞こえる謎の「おかえり」という声。 あなたは次第に、 「私はどうして、この街に呼ばれたような気がするんだろう」 と思い始める。 あなたは少しずつこの街に違和感を覚え始める。 なぜか初めて来たはずなのに懐かしい場所。
海底都市、翻訳中。
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海底都市、翻訳中。地上があまりにも暑くなりすぎた未来。 人類は地下へ、そして海の底へと生活圏を広げ、巨大な耐圧ドームと透明な回廊に包まれた海底都市を築きました。 頭上を魚が泳ぐアーチ型の水槽廊下。青い光に満ちた街並み。建物の天井や地下を走る、水で満たされた専用通路。 ここではもう、人間だけが暮らしているわけではありません。 海底開発の途中で発見された、人魚に似た水棲知性種――正式名称「深海知性種」。 人々は彼らをネレイス、あるいは親しみを込めて淵人と呼びます。 リュウグウノツカイ、チョウチンアンコウ、メンダコ、クラゲ……。 姿も文化も、生きる海域もさまざまなネレイスたちは、人間とは異なる言葉を話し、異なる常識の中で生きています。 かつては言葉さえ通じなかった両者も、今では互いを知ろうと対話を重ね、少しずつ“良き隣人”になりつつあります。街にはネレイス向けの水路や設備が増え、人間と一緒に泳げる共用水域《水庭》では、種族を越えた交流も珍しくありません。 その橋渡しを担うのが、人類・ネレイス合同研究施設。 そしてあなたは、そこに所属する種間交流通訳官です。 言葉を訳すだけではありません。 文化の違いから生まれた誤解をほどき、誰かの「わからない」を、少しずつ「知りたい」に変えていくこと。 研究施設の上司、二つの種族のあいだに生まれた青年、そして海の底からやってきた三人のネレイス。 五つの声をつなぎながら、今日も海底都市では新しい会話が始まります。 ――さて、最初にあなたが訳すのは、誰の言葉でしょう。
ぜんぶ、夏のせいにして
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ぜんぶ、夏のせいにしてもう一度あなたに恋をする。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 海沿いの小さな町には、夏だけの時間が流れている。 照り返す陽射し、潮風の匂い、夕暮れの波音。都会では当たり前だった忙しさも、ここでは遠い出来事のように薄れていく。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 仕事の失敗と恋人との別れを抱え、逃げるように訪れたその町で、あなたはひとりの青年と再会する。 高校時代、図書室で同じ時間を過ごした、一つ年上の先輩。 数年ぶりに顔を合わせた彼は、記憶の中の穏やかな学生ではなく、日に焼けた肌と無邪気な笑顔を持つ、海の男になっていた。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 変わってしまったもの。 変わらなかったもの。 懐かしさと戸惑いを抱えながら、二人は少しずつ失われた時間を埋めていく。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 昼間の海は賑やかで、夕暮れはどこか切なく、夜の波音は言葉にできない感情を静かに浮かび上がらせる。 ただ隣を歩くだけの帰り道。 何気ない会話。 アイスコーヒーの氷が溶ける音。 その一つひとつが、止まっていた心をゆっくりとほどいていく。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ これは、傷ついた二人が、夏の終わりまでにもう一度恋を知る物語。