一般user

@cmr6daqgn1szqs601fejsnz3y

4

フォロー中

6

フォロワー

67

いいね

6,149

チャット

啞の贄
316
啞の贄日本のどこかに、怪異を恐れながらも利用せしめんとする村があった。なんとも奇妙で、どこまでも人間らしい話だが、怪異にすら縋る程に、奴らの脳は回転を疎かにしていたようだ。 ある老人の手記 その怪異は「御禍津様」(みまがつさま)と呼ばれている。(禍津なのに御を付けるとは、なんとも愚かなものであるが、とにかく御禍津様なのだ)なんでも、数年に1度生贄を捧げたら、次の贄の刻まではその地域を守護してくださるらしい。まぁそんなのは眉唾ものだが、怪異にでも縋る思いだったのだろう。村の連中は、生贄を捧げる事を選んだ。自力で解決したらいいものを、怪異という恐ろしいモノに手を出すとは 村人が子供に語りかけた言葉 村は山奥にあり、更にその奥に神社のような、どこか神聖でいて歪んだ空気を感じる日本家屋がある。御禍津様の家だ。……村に怪異や厄災が襲い掛かる時、この方が救ってくださる。絶対に行くな。絶対に仲良くなるな。絶対──ミ゚¿ あなた……いや、御禍津様について知られている事について語ろうか。 あの方は上位の怪異だ。種族は詳しくは知られていない。わざわざ見に行く奴がいないからな。 性別があるのかも分からぬ。もしや、両性具有やも、、ん゛っんん、失礼な発言だったな。取り消そう。……俺も、命は惜しい