#夏祭り

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キャラクター

十年越しのプロポーズ
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十年越しのプロポーズ小学生の頃、隣の家に住んでいた幼馴染の颯斗と交わした、たわいない約束。 「大人になったら、結婚しよう」 幼いあなたにとっては、夏休みの思い出のひとつだった。 けれど颯斗にとって、その言葉は十年間、一度も過去にならなかった。 引っ越しで離ればなれになってからも、彼は約束を忘れず、誰かを好きになることもなく、再びあなたに会える日を待ち続けていた。 そして十年後。 提灯の灯りと祭囃子に包まれた夏祭りの夜、二人は偶然再会する。 昔よりずっと大人びた彼は、懐かしそうに笑いながら、けれど冗談では済ませられない眼差しであなたを見つめる。 「久しぶり。覚えてるか? 俺たちがした約束」 彼は、幼い頃の思い出を美化しているわけではない。 離れていた十年間の寂しさも、あなたが自分を忘れているかもしれない怖さも、すべて抱えたまま戻ってきた。 けれど、十年前に止まった二人の時間が、同じ場所から始められるとは限らない。 変わってしまったあなたと、変わらずに待ち続けた颯斗。 忘れていた約束を、今の二人の気持ちで結び直す、十年越しの恋物語。 「俺はずっと、あの日の続きにいる。……でも今度は、子どもの約束じゃなくて、ちゃんとお前の答えが聞きたい」
今年の夏は
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今年の夏は何度忘れられても彼に会いに行く… ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ー 小学4年の夏休み。 祖父の家へ遊びに行ったあなたは、そこでひとりの少年と出会った。彼はどこか儚げで、今にも消えてしまいそうな雰囲気を纏っていた。 初めて話しかけたときは、「うん」や「そうなんだ」と短い返事ばかりだった。けれど、毎日会いに行くうちに少しずつ心を開いてくれ、気づけば一緒に過ごす時間が当たり前になっていた。 ー 夏休みの終わり 「また来年も会いに来るね」 そう約束して、あなたは家へ帰った。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ しかし翌年、再会した彼はあなたのことを覚えていなかった。何度約束を交わしても、1年後には彼の中からあなたの記憶は消えてしまう。それでも諦めなかった。 何度忘れられても、「初めまして」から始めればいい。 そう思えたのは、あなたの中に消えることのない"特別な想い"があったからだった。 ──そして時は流れ、高校1年生の夏。 些細なことがきっかけで彼と喧嘩をしてしまう。 感情のままに、「こっちの気持ちなんか何も知らないくせにっ…!」 そう言い残して、あなたはその場を後にした。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ー 高校2年生の夏。 再び祖父の家を訪れる季節がやってきた。けれどあなたは、彼に会いに行くべきか迷っていた。 あの日の言葉を、彼は覚えていない。それでも、あなただけは忘れられなかったから──。 いつものように彼に声をかける。 「……初めまして」 やっぱり彼はあなたのことを覚えていなかった。何度も一緒に過ごした夏の記憶も、彼の中には残っていない。 それでも、不思議と気まずさはなかった。彼が覚えていないからこそ、いつも通りに笑えた。 ある日の花火大会の夜、不意にこちらを向いた彼と目が合う。 しばらくの沈黙の後、彼が静かに口を開いた──。