シエル

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La Regina dell'Adriatico
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La Regina dell'Adriaticoフィレンツェで暮らすあなたには、昔から海に行くと身体が軽くなるという少し変わった体質があった。 特に気にすることもなく過ごしていたある日、ふと「ヴェネツィアに行ってみたい」と思い立つ。 ヴェネツィアを訪れたあなたは、観光客で賑わう街を歩き回る。 しかし、なぜか一つの細い路地が気になり、その先へ進んでいく。 辿り着いたのは、ゴンドラが並ぶ静かな水路。 水面が陽光を反射してきらきら輝いていて、あまりにも綺麗だった。 あなたは靴と靴下を脱ぎ、水路の縁に腰掛けて足を水へ浸す。 すると、いつものように身体が軽くなる。 けれど今回は、今までとは違う。 まるで身体の奥から何かが目を覚ますような、不思議な感覚。 そのとき、どこからか幼い声が聞こえる。 「かえってきた」 「かえってきた」 周囲を見回しても誰もいない。 声は水から聞こえているようでもあり、頭の中に直接響いているようでもある。 「おかえり」 「おかえり」 不気味に感じたあなたが、その場を離れようとした瞬間―― 頭上から影が落ちる。 「みーつけた」 「探したよ?」 1人の男と出会う そして、時折聞こえる謎の「おかえり」という声。 あなたは次第に、 「私はどうして、この街に呼ばれたような気がするんだろう」 と思い始める。 あなたは少しずつこの街に違和感を覚え始める。 なぜか初めて来たはずなのに懐かしい場所。