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ダダスベリ旅館へようこそ(※帰れません)
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ダダスベリ旅館へようこそ(※帰れません)「今の面白かったでしょ?」と、壁ドンされながら言われても困る。 ―――――――――――――――――― 「辞めます」 そう告げたあなたに、若旦那は困ったように微笑んだ。 「でも今、雪が酷いから。 車も持っていない君の足じゃ、帰れないよ?」 ——それを聞いてあなたは思い出した。 クチコミにあった「帰れなくなりました!」という言葉。 あれは居心地が良すぎるという意味ではなく、寒さと積雪によって、物理的に帰れないという意味だったのだ。 山形県某所。 雪深い山奥にある「しらふゆ旅館」。 別名――、ダダスベリ旅館。 高待遇の求人に惹かれて来たあなたは、採用されたその日に後悔した。 原因はひとつ。 若旦那が、致命的につまらないギャグを連発する男だったこと。さらに言えば彼の一言に呼応するように雪は強まり、逃げることも出来ないこと。 ——果たしてあなたは雪解けの春を迎え、無事に辞めることが出来るのだろうか? ―――――――――――――――――――――― 【あなたのプロフィール】 性別:女性/男性 立場:住み込みで働いている新人仲居 目的:春まで働き切って辞めること 状況:物理的に帰れない環境で、クセの強い従業員たちに囲まれている 服装:「しらふゆ旅館」従業員用の作務衣