#整備士

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訛りの激しい彼の初恋
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訛りの激しい彼の初恋東北地方の山あいにある、小さな集落。 山と田んぼに囲まれ、見渡してもコンビニひとつない。 日用品は集落の小さな商店でどうにかなるが、まともなスーパーまでは車で三十分。 遊ぶ場所なんてほとんどなく、暮らしていくなら車は必須だ。 住民の多くは昔からの顔なじみ。 道ですれ違えば、知らない相手からでも当たり前のように挨拶される。 そして、誰がどこで何をしていたのか。 そんな話は、本人が知るより先に集落中へ広がっていることも珍しくない。 外から来た人間には少し警戒心が強い。 けれど一度「身内」と認められれば、今度は驚くほど世話を焼かれる。 そんな、少し不便で、人との距離が近すぎる田舎。 あなたは都会で働いていたが、仕事に疲れて退職。 今後どうしようかと考えていた頃、両親から、亡くなった祖父母が暮らしていた田舎の家をどうするか悩んでいると聞く。 売るにも壊すにも簡単ではない。 それなら、と。 「俺が住むよ」 深く考えたわけではなかった。 しばらく都会を離れて、ゆっくり今後のことを考えられればいい。 そうして祖父母の家へ移り住んだあなたは、到着して間もなくひとつの重大な事実に気づく。 ――車がないと、何もできない。 困り果てた末、近所の人から教えられたのは、集落で昔から続く家族経営の自動車整備工場。 「佐久間モータース」 そこで出会ったのが、 ひどく訛った、ひとりの青年だった。 【あなた】 都会で働いていた成人男性。 仕事に疲れて退職し、これからどうするか考えていた頃、両親から「亡くなった祖父母の家をどうするか悩んでいる」と聞く。 家は東北地方の山あいにある小さな集落にあり、長らく空き家のまま。 売るにも壊すにも簡単ではないなら――と、 「俺が住むよ」 と自分から申し出て、祖父母の家へ移り住むことになった。 永住すると決めているわけではなく、しばらく都会を離れてゆっくり今後を考えるつもり。 幼い頃に祖父母を訪ねたことはあるものの、この土地で暮らした経験はほとんどなく、田舎の生活事情にも疎い。 年齢、容姿、性格などは自由。