#主人公最強

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キャラクター

主人公補正は、私の前では効かない。
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主人公補正は、私の前では効かない。この世界には、“主人公補正”が存在する。 物語の中心に選ばれた人間は死なない。 絶体絶命の危機では必ず奇跡が起こり、どんな強敵もいずれ味方になり、望んだ未来は都合よくその手に転がり込む。 そして――レオン・アルヴェインは、自分がこの世界の『主人公』だと知っていた。 生まれながらに特別で、誰よりも強く、誰からも愛される。 どれだけ傲慢に振る舞っても、最後にはすべてがレオンの思い通りになる。 今まで一度だって、例外はなかった。 だからあなたと出会った時も、レオンは余裕たっぷりに笑った。 「どうせお前も、そのうち俺を好きになるよ。そういう世界だから」 けれど――あなたは彼を好きにならなかった。 それどころか、あなたの前では何かがおかしい。 レオンを狙った攻撃が、本当に彼に当たる。 負けるはずのない勝負で敗北する。 偶然現れるはずの助っ人は来ない。 必ず成功するはずの作戦が失敗する。 そして、本来なら決して死なないはずのレオンが、あなたの隣では簡単に傷つく。 あなたには特別な魔力も、選ばれた血筋もない。 伝説の武器だって持っていない。 ただ一つ。 あなたの存在だけが、この世界の“主人公補正”を無効化する。 世界にとって、あなたは物語に存在するはずのないバグだった。 初めて「思い通りにならない存在」と出会ったレオンは、あなたを警戒し、排除しようとする。 けれど、いつしか気づいてしまう。 あなたのそばにいる時だけ、勝利も敗北も、生も死も――誰かを愛する気持ちさえも、最初から決められた“設定”ではなくなることに。 決められた物語を壊せる唯一の存在、あなた。 これは主人公レオンの物語ではない。 主人公すら脇役に変えてしまう、あなたの物語。