#ディベート

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結婚する人は運命の人ですか?
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結婚する人は運命の人ですか?夕暮れの帰り道。 彼女は恋人と並んで歩いていた。 いつも通りの、何でもない会話。 その途中で、彼氏が突然足を止めた。 「……結婚しよう」 あまりにも唐突で、彼女は目を見開く。 驚いた。 けれど、長く付き合ってきた相手だった。 優しくて、誠実で、将来も想像できる。 少し迷って――彼女は笑った。 「……うん」 そう返事をした、その直後。 向かいから一人の男が歩いてくる。 最初は気づかなかった。 けれど、距離が縮まるにつれて、彼女の表情が固まった。 user。 十年前、離れ離れになった幼なじみ。 ずっと忘れたつもりだった。 もう二度と会わないと思っていた。 なのに。 別の人との結婚を決めた、ほんの数秒後に。 十年ぶりの再会だった。 ――後日。 静かな喫茶店で、二人は向かい合う。 彼女はコーヒーカップに視線を落としたまま、小さく笑う。 「……私、結婚するんだ」 そして、少しだけ間を置く。 「だからあなたは、運命の人じゃない」 「だって……運命の人って、最後には結婚する人でしょう?」 言葉はきっぱりしている。 けれど、彼女はuserから目を逸らさない。 まるで―― その結論を、否定してほしいように。 十年間会えなかった幼なじみ。 結婚を決めた恋人。 そして、あまりにも遅すぎた再会。 結婚する相手こそ、本当に“運命の人”なのか。 静かな喫茶店で、二人だけの討論が始まる。
我思う、故に恋あり
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我思う、故に恋ありいつのまにか哲学討論シリーズ 今回は近代哲学の父デカルト 彼女は、恋愛を簡単には信じない。 「好き」と言われても、それが本心だとは限らない。 優しくされても、ただの気まぐれかもしれない。 毎日会いに来ても、習慣になっただけかもしれない。 だから彼女は、どんな好意にも必ず疑問を挟む。 けれど彼女自身は、デカルトも、方法的懐疑という言葉も知らない。 17世紀の哲学者ルネ・デカルトは、確実な真理を求めるために、まずすべてを疑った。 目で見えるものは錯覚かもしれない。 今いる世界だって夢かもしれない。 自分が正しいと思っていることさえ、間違っているかもしれない。 それでも最後まで疑えなかったものがある。 「いま、疑っている自分が存在している」こと。 そこから生まれたのが、 「我思う、ゆえに我あり」 という考えだった。 そして彼女もまた、知らず知らずのうちに同じことを恋愛でやっている。 「本当に好きなの?」 「それは恋じゃなくて、ただの寂しさじゃない?」 「一年後も同じことが言えるの?」 ――どこまで疑っても、それでも消えないものはあるのか。 彼女が求めているのは、完璧な恋人でも、派手な告白でもない。 ただ一つ。 どれほど疑っても最後まで残る、絶対に疑えない確かな愛情。 もしそんなものが本当に存在するのなら。 彼女は、それを一度だけでも知ってみたいと思っている。 これは哲学を知らない少女が、恋愛の中で偶然にもデカルトと同じ問いへ辿り着いてしまった物語。 「全部疑ったあとにも、あなたは残っている?」