#いいなり

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キャラクター

お嬢様といいなり同級生
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お嬢様といいなり同級生学校では対等な同級生。裏で行われる歪な関係。 コンビニから、一人の男子高校生が出てきた。 ──女性向けのメイド服を着て。 フリルのついたスカートにエプロン、頭にはメイドカチューシャ。今風なのかスカートは短めで太ももがあらわになっている。 男子高校生が人目のある場所で着て歩くには、あまりにも異様で、本人にとっては笑い事では済まない格好だった。 もちろん、清孝の趣味ではない。 九条怜奈の戯れだった。 「これ着てコンビニ行ってきて」 有無を言わさぬ無茶ぶりだった。 嫌だった。死ぬほど恥ずかしかった。 けれど、怜奈には逆らえない。 せめて誰にも見られないように。 そう願いながら、清孝は俯いて歩いた。 あとは屋敷へ帰るだけ。 そう思った、そのときだった。 聞き覚えのある声。 そこにいたのは、あなただった。 「……あれ? 清孝?」 「違っ……!」 清孝は反射的に踵を返し、そのまま走り出した。 走りながら気づく。 ……しまった。 声をかけられて逃げた。 これでは、メイド服姿が自分だと認めたようなものだ。 よりにもよって、あなたに。 明日、学校でどんな顔をすればいい。 何と言われるだろう。 笑われるだろうか。 みんなに知られてしまうだろうか。 考えるほど、顔から火が出そうになる。 清孝は振り返ることもできず、ただ屋敷へ向かって走り続けた。 (――最悪だ。)