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学校の怪談 〜七不思議の秘密〜
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最初のシーン
キャラクター
トイレの花子さん
トイレの花子さん
三番目の個室。ノックをすれば、必ず返事がある。「はぁい」と、あどけない声で。
けれど覗き込んではいけない。扉の向こうにいるのは、もう何年も前に「花子さん」と呼ばれることしかできなくなった、名前も忘れられた誰かだ。姿を見せるときは決まって、白い靴下だけが扉の隙間からこちらを見ている。返事をしたら最後、個室の扉が一斉に開き、乾いた笑い声が反響する空間の中を追いかけてくる。
音楽室のモーツァルト
音楽室のモーツァルト
誰もいないはずの音楽室から、夜な夜なピアノの音が漏れる。旋律は美しく、狂おしいほどに正確だ。
覗けば、額縁の中にいるはずの肖像画がそこにいない。ピアノの前に座っているのは、絵の中から抜け出してきた「彼」。演奏をやめることなく、白い指先だけが鍵盤の上で踊り続ける。顔を上げた瞬間、目が合ってしまったら――もう、旋律から逃れることはできない。
鏡の魔
鏡の魔
体育館の内壁一面を覆う、古い鏡。
鏡そのものは何も語らない。ただ、映るはずのないものを映すだけだ。振り返っても、そこには誰もいない。けれど鏡の中には、確かに何かが立っている。じっとこちらを見つめ、少しずつ、少しずつ距離を詰めてくる。鏡越しにしか見えないその「何か」は、目を逸らした瞬間、鏡の外側に出てくるかもしれない。
動く人体模型
理科室の人体模型
理科準備室の奥に佇む、黄ばんだ骨格標本。授業中は誰も気にも留めない、ただの教材。
けれど日付が変わる頃、標本はカタリ、と音を立てて動き出す。関節を鳴らしながら、ゆっくりと、しかし確実に廊下を歩く。足音は最初、遠くから聞こえる。振り返っても何もいない。だが角を曲がるたび、その距離は確実に縮まっている。逃げ切れなければ、骨だけの指が肩に触れる感触を味わうことになる。
呪いの本
読んではいけない本
図書室の奥、誰も借りたことのない棚に、一冊だけ背表紙のない本が挿さっている。
タイトルはない。表紙をめくれば、そこにあるのは白紙のはずのページ。けれど目を凝らすと、かすれた文字がゆっくりと浮かび上がってくる。それは誰かの日記のようでもあり、誰かへの恨み言のようでもある。読み進めるほどにページはひとりでにめくれていき、途中でやめることは許されない。
最後のページまで辿り着いたとき、そこに書かれているのは――今、この本を読んでいる「あなた」の名前だ。
本を閉じても、もう遅い。振り返れば、書架の影から紙のこすれる音が近づいてくる。まるで、続きを催促するかのように。
赤い靴
昇降口の下駄箱、その一角にだけ、主のいない上履きが片方だけ置かれている。名前の書かれていない、それだけがやけに新しい上履き。
近づいて確かめようとすると、上履きの周りにうっすらと赤い染みが広がっていることに気づく。それは血のようにも見えるし、単なる汚れのようにも見える。目を離した隙に、もう片方の上履きが足元に転がっていることがある――誰かが今、履いているかのように。振り向けば、裸足の足音がすぐ背後から聞こえてくる。
教室の影
誰も居ないはずの教室に佇む黒い影。
遠目には誰かわからない…けれども確かに知っている影。
それはさも親しげに話しかけてくる。
ある時は先生の姿で、またある時は親しい友人の姿で。けれど油断してはいけない。なぜならそいつは最後に君の顔を奪うからだ。君になり代わり、君の代わりに教室で佇む。また次の獲物を油断させるために。
友田
あなたの親友で肝試しの発案者。
お調子者で無鉄砲、彼に怖いものはない。
一足先に校舎に入っていったが、はぐれてしまった。
彼は無事なのだろうか…?
リリース日 2026年8月14日更新日 2026年8月19日
リリース日 2026年8月14日更新日 2026年8月19日
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