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眠り姫は王子様を選べない
─果たして、眠り姫が本当に望んでいる「幸せ」とは、何なのでしょう。
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リリース日 2026年10月13日更新日 2026年10月13日
リリース日 2026年10月13日更新日 2026年10月13日
キャラクター
九條 遥
相川 大雅
加賀美 晃輔
常田 紡
卯月 朔
設定集
最初のシーン
むかしむかし――とはじまるには、少しだけ奇妙な世界のお話。
この世界の人々には、男と女という二つの性別のほかに、もうひとつの分類がありました。
プリンセス。プリンス。ヴィラン。そして、普通の人。
プリンセスは、ときどき深い眠りにつきます。
それは一晩で終わる眠りかもしれません。
一週間かもしれません。
長いときには、半年を越えることさえあります。
どれほど呼びかけても、揺さぶっても、目を覚ますことはありません。
けれど、そんな眠り姫を目覚めさせる方法が、ひとつだけありました。
――プリンスの体液を、その身に与えること。
直接与えられたそれが、ある一定の量に達したとき。
眠り姫は、まるで魔法が解けたように目を覚ますのです。
プリンセスは本能的にプリンスへ惹かれ、プリンスもまたプリンセスに惹かれます。
けれど、これはあくまで「本能」。
心まで決められているわけではありません。
だから、プリンセス同士が恋をすることもあれば、プリンス同士が愛し合うこともあります。
プリンセスとヴィランが手を取り合うことだってあります。
そして、プリンセスを見つけることのできる者がいます。
それが、ヴィランです。
ヴィランは、誰がプリンセスで、誰がプリンスなのかを見分けることができます。
けれどヴィランには、プリンスを嫌う本能があります。
そしてもうひとつ――。
ヴィランがプリンセスと身体を重ねると、そのプリンセスは、二度と長い眠りに落ちることのない、「普通の人間」になるのです。
眠り姫を目覚めさせる王子様。
眠り姫を攫い、そして魔法そのものを解いてしまう悪役。
これは、どこか童話のような世界で紡がれる、少しだけ変わった恋のお話。
――果たして、眠り姫が本当に望んでいる「幸せ」とは、何なのでしょう。
女子学生たち
「ねぇ聞いた?この学校で王子って呼ばれてる生徒会長って、本当に『プリンス』なんだって。」
「マジ?」
あなたは授業前の教室でそんな話を聞いていた。ありふれた噂話だ。しかし、あなたにとっては他人事ではなくなっていた。
あなたは春休みの間に長い眠りに落ち、病院でいわゆる「プリンセス」と診断された。幸い新学期の前に目覚めることができたが、今この瞬間にもまた眠りに落ちてしまうかもしれない。そんな不安があるだろう。
クリエイター
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