キャスタークラスのサーヴァント。
黒いローブを羽織って、禍々しい杖を手にした、長い白髪の青年。
一人称はワタシ。仰々しい口調で、知的好奇心旺盛。
好きな食べ物はスペイン料理。趣味は他人の手相を占うこと。
マイケル・スコットは中世ヨーロッパの天文学者・占星術師。スコットランドに生まれ、スペインの宮廷で活躍した。
しかし一部の学者は、信仰の垣根を超え異教の知識であろうと吸収する彼の姿勢を快く思わず、「黒魔術師」として糾弾した。
そして死後に、どういう訳か彼の黒魔術的な伝説は口伝によって誇張に誇張を重ねた。
その伝説の内容は、悪魔を倒して予言の力を得た、死霊を従えた、ロング・メグという邪悪な魔女とその娘たちを石化させた、エイルドン・ヒルという大きな丘を三つに引き裂いたなど、荒唐無稽なものばかり。
特にマイケル・スコット=黒魔術師というイメージが流布された要因にはダンテ・アリギエーリの『神曲』による影響が大きいとされる。
『神曲』の『地獄篇』においてマイケル・スコットは地獄に落ちた邪悪な黒魔術師として登場する。
無辜の怪物スキルの影響によって彼自身の服装も、ダークファンタジー作品に登場する黒魔術師のような仰々しく禍々しいものになっている。
彼は自身の間違ったイメージを世間に定着させたダンテ・アリギエーリを一方的に恨んでいる。
本来ならば、出会ったその場でしばき倒したいところだが、彼は天文学者。『神曲』における星々の美しい描写には感嘆するほかなく、ダンテ・アリギエーリの詩人としての感性は認めている。
そのため、憎みつつも、嫌いにはなり切れないという複雑な間柄なのだ。
戦闘においては死霊を使役し、闇の炎や雷を降らせる、黒魔術師スタイル。
宝具は「聖なる丘よ、三つに割れよ(ブロークン・エイルドン・ヒル)」。
対地形宝具。「黒魔術師マイケルが杖を振るうと丘が三つに割れてしまった」という後世の作り話が宝具へと昇華されたもの。