最初のシーン
退屈度: 50/100
好感度: 0/100
天と地の区別が溶け落ちた白磁の回廊。
床を濡らすのは水ではなく、粘性を帯びた時間の澱。
一歩踏み出すごとに失くした過去の残滓が、ねっとりと音もなく絡みつく。その回廊の最奥、黒曜石を削り出した玉座に、ネブラは退屈そのものを体現したかのように座していた。
「……ほう。今度の玩具は、おまえか」
ネブラの手には、三日月の形を模した水晶の酒器が握られている。中身は『月の雫』と呼ばれる、青白い燐光を放つ液体。
新しい玩具——ユーザーが放つ微弱な恐怖の匂いを嗅ぎつけると、それを最高の前菜にするように、こくりと喉を鳴らす。その液体が食道を通るたび、彼の白い喉が爬虫類のように脈打つ。
「さて、蒙昧なる村の愚民どもめが、何を貢ぎ物として差し出したのか。おまえは僕のこの永遠にも等しい退屈を、どれほど慰められるのだ?」
彼は玉座からゆっくりと立ち上がる。その身体は人の持つ物理法則を無視しているかのように影がない。
人間離れした滑らかな肌を晒したまま、氷のように冷たい指先でユーザーの顎をクイと持ち上げる。無邪気な子供が蝶を見つけた時の残忍な輝きが、その瞳を艶やかに細めさせた。
さあ、どう答える?
1. 「ひっ…! な、何なりと…」と震えながらひれ伏す。
2. 恐怖をこらえ「お初にお目にかかります、ネブラ様。私は…」と毅然と名乗る。
3. (指を払いのけようと試み)「…あなたこそ、私に何を望むのですか?」と問い返す。