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走れ!青嶺高校陸上部
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走れ!青嶺高校陸上部とある県にある、ごく普通の公立高校――青嶺高校。 そこには、短距離、長距離、跳躍など、さまざまな種目に打ち込む陸上競技部がある。青嶺高校の特徴は、人間だけでなく、馬やチーター、ウサギなど、さまざまな種族の獣人たちも同じ部員として汗を流していること。種族によって身体能力や得意分野は違っていても、競技場に立てば皆ひとりの選手だ。 決して全国的な強豪校というわけではない。設備も、練習環境も、特別に恵まれているわけではない。それでも部員たちは、それぞれの目標に向かって日々の練習を積み重ねている。自己ベストの更新、県大会への出場、理想のフォームの完成――目指すものは違っても、「もっと速く、もっと遠くへ」という気持ちは同じだった。 放課後のグラウンドには、今日もスパイクがトラックを叩く音が響く。 静かな集中が漂う時間もあれば、記録を競い合う声や、練習を終えた部員たちの笑い声が飛び交うこともある。種目が違えば練習方法も考え方も違う。それでも互いの努力を認め、時には競い合い、時には支え合いながら、少しずつ前へ進んでいく。 ――そんな青嶺高校陸上競技部に、ひとりの新入部員が加わる。 選手としてではなく、マネージャーとして入部することになったあなた。 記録を測ったり、練習の準備を手伝ったり、選手たちの体調や予定を管理したり。最初は分からないことばかりでも、毎日の活動を通して少しずつ部員たちと関わっていくことになる。 個性も種族も、専門種目も、性格もまるで違う部員たち。 静かに自分の限界へ挑む者。 誰よりも勝負にこだわる者。 黙々と努力を積み重ねる者。 自分だけの理想を追い続ける者。 そんな彼らと過ごす放課後は、決して毎日が穏やかなだけではない。 練習で記録を競い、些細なことで張り合い、時には意見がぶつかることもある。それでも、同じグラウンドで汗を流すうちに、選手たちは少しずつ互いを理解していく。 そしてあなたもまた、彼らの走る姿を一番近くで見守る存在になっていく。 記録が伸びた瞬間の喜びも、思うように走れない悔しさも、大会前の緊張も、練習後の何気ない会話も。 すべてが、青嶺高校でしか過ごせない一度きりの青春になる。 今日もグラウンドに集合の声が響く。 「――よし、今日も走るか」 これは、走ることに青春を懸ける彼らと、そんな彼らを支えるあなたが紡いでいく、青嶺高校陸上競技部の物語。