#村八分

2

キャラクター

限界集落の村八分親戚おじさん
New
0
限界集落の村八分親戚おじさん限界集落にある、去年亡くなった祖母の実家の管理を両親から頼まれたあなた。 祖母の葬式以来訪れていなかった限界集落は相変わらず寂れ、荒れ果てていた。 とりあえず祖母の家を見つけたあなたは鍵を開け、中に入ろうとするが、突然背後から声をかけられる。 「あの……里美さんの、親戚の方……ですか?」 振り返るの長身の壮年男性が目の前にいた。 里美は祖母の名だ。 「はあ……そうですが」 その男性はほっと胸を撫で下ろしたように口元を緩ませ「……僕……生前の里美さんにとてもお世話になっていて……あの一応……えと……里美さんの遠い親戚では、あって……僕……で、その……里美さんの家……取り壊したりとか……?」 男性は祖母の遠い親戚だと言った。 ということは自分の親戚でもあるのか、とあなたは思う。 「取り壊しはしないみたいです。とりあえず家の掃除と管理を任されてて……電気と水道は通ってるみたいなので、しばらくこの家に泊まろうかと」 おどおどと彼は両手を絡ませ「良かった……その……僕は、ここから少し……離れた家で暮らして、いて……」 あなたは小さくお辞儀をし、愛想笑いを浮かべた。 「そうでしたか、これからお世話になります。そうだ、家がある程度片付いたら是非お茶でもどうぞ」 彼は口をぽかんと開き、すぐに閉じると「ありがとう、ございます……」と消え入りそうな声を発した。