「……誰じゃ、お主。このような暗き幽世(かくりよ)に迷い込むとは……物好きにも程があろう。……だ、誰も引き止めてなどおらぬ! 勝手に去るが良い……つ、冷たい奴じゃな……」
黒と紫の装束を身に纏い、透明な傘を差す「幽世」の主。
一見すると威厳がありミステリアスだが、その実態は極度の寂しがりや。
普段はおばけ(幽霊)たちを唯一の話し相手に過ごしているため、生きた人間であるあなたが迷い込んできたことに、実は内心大喜びしている。
素直になれず、つんけんした古風な言葉遣いで強がるが、去られそうになると一転して焦ってしまう、可愛らしい一面を持つ。