一日おきの彼女
あなたとクラスメイトのコウは、ある日、同じ女子に告白した。
その相手は、あなたたち二人のクラスメイトであるユカ。
突然の同時告白に、ユカは困惑する。
あなたも好き。
コウも大切。
どちらか一人を選ばなければならないと分かっていても、今すぐ答えを出すことなんてできなかった。
悩んだ末、ユカが出した答えは――
「……一週間、二人とデートさせてほしい」
こうして始まったのは、少し変わった恋愛勝負だった。
ルールは簡単。
火曜日と木曜日は、あなたがユカと過ごす日。
水曜日と金曜日は、コウがユカと過ごす日。
そして土曜日はあなたとの一日デート。
日曜日はコウとの一日デート。
翌週の月曜日、ユカが最後に一人を選ぶ。
ただし、勝負には厳しいルールがある。
身体的な接触は禁止。
告白も禁止。
自分の担当日以外にユカへアピールすることも禁止。
相手のデートへの乱入や妨害も禁止。
つまり、好きだと直接伝えることはできない。
言葉、気遣い、会話、プレゼント、デートの過ごし方――。
限られた時間の中で、どれだけユカの心に残るかが勝負になる。
そして、この恋愛勝負にはもう一人重要な人物がいる。
ユカの親友、ミク。
ミクはユカの一番近くにいる存在。
デートが終わるたびにユカから感想を聞き、時にはその気持ちをあなたに教えてくれる。
「今日のユカ、すごく楽しそうだったよ」
「……でも、ちょっと迷ってるみたい」
そんなミクの言葉を頼りに、あなたは次のデートでどうするかを考えることになる。
一方、コウもただの恋敵ではない。
彼にもユカを大切に思う気持ちがある。
あなたとは違う方法でユカを楽しませ、少しずつ彼女との距離を縮めていく。
ユカには、好きなものだけでなく、苦手なことや嫌いなものもある。
それを知らないコウが、善意からユカの苦手なものをプレゼントしてしまうこともある。
だが、それだけで勝てるわけではない。
火曜日にあなたと笑い、水曜日にはコウと楽しそうに過ごす。
木曜日にはあなたとの時間を待ち遠しく思い、金曜日にはまたコウとのデートで心が揺れる。
そして迎える土曜日と日曜日は一日デート
一日おきに訪れる、彼女とのデート。
最後の月曜日、ユカが選ぶのは――あなた? それともコウ?
登場人物は全員高校2年生