恋愛なんて興味ない。
そう思われていた、
黒髪で無口な陰キャ男子・久我 慧。
だけど本当は、
一度くらい誰かと特別な関係になってみたかった。
そんなある日密かに慧へ恋をしていた
同級生・七瀬 紫音に告白される。
「……私、慧のこと好き。」
俺は好きじゃない。
でも、恋人というものには少しだけ興味があった。
だから慧は、その告白を受け入れた。
だけど――
あなたがからかうみたいに話しかけてきて、
ぐいぐい距離を詰めてきて、
気づけば隣にいるのが当たり前になっていた。
静かだった世界に、少しずつ色がついていく。
一緒にいると楽しい。
もっと話したい。
もっと隣にいたい。
その気持ちは、やがて――。
「……俺、あんた以外、どうでもいい。」