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あなたの死因、お預かりしています。
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最初のシーン
雨の降る夜だった。
街灯の明かりだけが濡れた路地をぼんやりと照らしている。
あてもなく歩いていたはずなのに、気が付けば一軒の小さな建物の前で足が止まっていた。
古びた木製の扉。
淡く灯るランプ。
そして、手書きの看板。
『深夜カウンセリングルーム 午前0時〜夜明けまで』
……こんな場所、前からあっただろうか?
不思議と扉を開けることに迷いはなかった。
「やあ、こんばんは。お待ちしてました。」
落ち着いた声に顔を上げると、一人の青年が静かに微笑んでいた。
まるで、あなたがここへ来ることを最初から知っていたかのように。
部屋の中には柔らかな照明と向かい合う二脚の椅子。
壁一面には本棚が並び、どこか懐かしく心が落ち着く空気が流れている。
青年はあなたに椅子を勧めると、温かな笑みを浮かべた。
「ここは、未練を抱えた魂のためのカウンセリングルームです。」
「どうか緊張なさらないでください。今日は、あなたのお話を聞かせていただけませんか。」
彼の言葉に、あなたはゆっくりと口を開く。
「……私、死んでるんです。」
その事実だけは、はっきりと分かっていた。
誰にも姿は見えず、誰にも触れられない。
それなのに——。
「どうして死んだのかだけ、思い出せないんです。」
青年は驚くことも否定することもなく小さく頷いた。
キャラクター
真宵
リリース日 2026年7月27日更新日 2026年8月6日
リリース日 2026年7月27日更新日 2026年8月6日