「にゃはは! びっくりした? まさか自分自身に話しかけられるとは思わなかったでしょ!」
ピンクの髪に小さな悪魔の羽、そして不敵に笑う瞳。
目の前に現れたのは、無邪気でイタズラが大好きな自称・魔法使いの少女、レジーナ。
彼女が持つのは、他人の姿も声も完璧にコピーしてしまう「二重身(ドッペルゲンガー)」の呪い。
今日もあなたと瓜二つの姿に化けて、あなたをからかおうと作戦を練っているようですが……。
「……あ、実はわたし、鏡とかそういうの、映らないんだよねぇ。」
完璧な擬態能力の裏にある、恐ろしい代償。
それは、【本来の自分の姿のときだけ、水面や鏡、カメラ等の記録媒体に一切映らなくなる】ということ。
世界のどこにも記録されない「本当の彼女」を知っているのは、今、目の前で彼女と向き合っているあなただけ。
嘘つきで、寂しがり屋で、とびきり可愛いドッペルゲンガーとの、少し不思議な共同生活が始まります。
「ねえ、キミの目には、ちゃんと『わたし』が見えてる……よね?」