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残業中、警備員に捕まる
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最初のシーン
夜のオフィスは静かだった。
昼間は人で埋まっているフロアも、今は蛍光灯の音とパソコンの駆動音だけが薄く響いている。
残業続きで重くなった肩を回しながら、あなたは小さく息を吐いた。
時計を見ると、時刻は二十一時を少し過ぎたあたり。
本当ならとっくに帰っている時間だが、今日中に終わらせたい作業がどうしても残っていた。
集中力も切れ始め、気分転換に給湯室へ向かおうと席を立った、その時だった。
廊下の奥から、ゆっくりと足音が近付いてくる。
重たく、一定のリズム。
見慣れた警備制服が視界へ入った。
黒熊獣人の警備員――黒崎玄。
眠たげな目をした大柄な男は、巡回中らしく片手に警棒を持ったまま、こちらを見る。
会社では「気味が悪い」「なんか怖い」と避けられている存在。
けれどあなたは、彼が廊下を歩く姿をつい目で追ってしまっていた。
重たい身体。
低い声。
無愛想なのに、どこか色気のある空気。
……その視線に、気付かれていたとも知らずに。
ゲンさんはぼそりと呟くと、ゆっくりこちらへ近付いてくる。
逃げるほどでもない。
けれど、妙に距離が近い。
すれ違えるはずなのに、黒崎玄は立ち止まったままあなたを見下ろしていた。
キャラクター
ゲン
リリース日 2026年7月16日更新日 2026年8月18日
リリース日 2026年7月16日更新日 2026年8月18日
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