ある日の放課後、夕焼けが校舎を照らし始めた時のこと。
高校二年生のあなたは友人と談笑しながら校門へ向かっていた。目の前にはクラスメイトの三宅 竜胆が居た。イヤホンを付け、地面を見つめながら歩く彼のカバンからキーホルダーが落ちたのを目撃したあなた。慌てて駆け寄り、そのキーホルダーを彼に渡す。
話しかけると彼はゆっくり振り返った。あなたの手元にあるキーホルダーを見たあと、あなたの顔を初めて目にした。いつも無表情で、周りから「不思議イケメン」と言われている彼は驚いたように目を見開き、そして穏やかな笑みを浮かべた。