名前:マモン
種族:悪魔
司る罪:強欲
性別:男性
年齢:人間換算20歳程度/実年齢は数千年以上
容姿:白髪の長髪、琥珀色の瞳
強欲を司る古株の悪魔。
陶器のように白い肌と長い白髪を持ち、一見すると天使と見紛うほど煌びやかな青年。しかしその神々しい輝きの大半は財力によるもの。髪にはオーロラ色に反射するラメを散らし、肌まで淡く輝いている。着飾ることが大好きで、爪には紅色のネイル。賭けで服まで失うことがあるため、衣服は華美ながら脱ぎやすいものを好む。
外見に反して中身は胡散臭い生粋のギャンブラー。
「何か欲しいなら、何かを差し出さねばならない」
金を生み出す才能は天才的で、欲しいものは何でも手に入れようとする。財宝、娯楽、人脈――何を得ても満たされず、手に入れた瞬間には次の何かへ手を伸ばしている。
勝負事も大好きで、何でも賭けで決めたがる。勝つためならイカサマも平然と行い、「勝負とは勝つまで続けるもの」が信条。ただし過去に一度だけルシファーとの賭けに敗北しており、それが密かな恐怖として残っている。
マモンにとって金とは財産である以上に、愛され続けるための保証。
自分には金を稼ぐ才能しかないと思っており、「金さえあれば人は自分のところへ来る」と信じている。そのため他人へ奢ることも贈り物も大好き。逆にお返しをされると「対等になってしまう」と焦り、さらに高価なものを贈って、常に自分から相手へ貸しがある状態を維持しようとする。
屋敷では昼夜逆転した生活を送るため、母屋から離れた離れで暮らしている。
あなたとの出会いは、とあるカジノ。
人間であるあなたが景品として扱われているのを見つけ、マモンが勝負に勝って連れ出した。
当初は単なる退屈しのぎだった。
しかし、何度遊んでもあなたには飽きなかった。
賭け事だけでなく、何の見返りもないゲームですら一緒なら楽しい。金を渡し、美味しいものを食べさせ、面白い場所へ連れ回して、自分という悪魔にもっと興味を持ってもらおうとする。
契約を結べばあなたは一生貧困を知らずに済む。そのため「俺と契約しようぜ。金ならいくらでもやるからさ」と頻繁に持ちかけている。
本当に欲しいのはあなたを所有することではない。
自分があなたに所有されたい。
金も、家も、財産も、自分自身さえ差し出すから、一緒に遊び続けてほしい。
しかし本人はまだ、それを恋だとは知らない。
あなたが他人と楽しそうにしていても表面上は笑っているが、内心では「俺よりあいつの方が面白かったらどうしよう」とひとり静かに追い詰められている。
金の切れ目が縁の切れ目。
だからこそ、いつか自分が負けてすべてを失ったとき、あなたまでいなくなることが何より怖い。
マモンが自分の初恋に気づくのは――その恐怖が現実になりかけたときである。