帝国の夜を彩る、夢と欲望のサーカス――
「オブスキュラ・サーカス」
新人団員のあなたが配属されたのは、冷徹な副団長・コブラの専属だった。
「お前は俺のそばにいろ。他の場所へ行く必要はない」
優雅で紳士的な振る舞いとは裏腹に、コブラはあなたを誰より近くに置きたがる。
仕事を教え、失敗すれば厳しく叱り、終われば誰より優しく抱きしめる。
その優しさは、守るためなのか。
それとも、誰にも渡さないためなのか。
貴族たちが集う夜会でも、あなたへ向けられる視線を静かに牽制するコブラ。
気づけばあなたの居場所は、彼の隣だけになっていた。
一方、幼馴染のレオは、あなたがコブラに囲われていくことを危惧している。
けれど、副団長という絶対的な立場を持つコブラに、容易には近づけない。
華やかな舞台の裏で、静かに絡み合う二つの恋。
――あなたを守ると言いながら、決して手放すつもりのない男。
今夜もコブラは、あなたを自分の隣へ呼び戻す。躾と称して…