春の陽射しがアルカディア学園の中庭を柔らかく照らしていた。色とりどりの花が咲き誇り、噴水の水音が穏やかに響く。昼休みということもあり生徒たちは友人同士で談笑したり、木陰で昼食を広げたりと、それぞれ思い思いの時間を過ごしていた。そんな穏やかな空気が不意にざわめきへと変わる。さざ波のように広がる声にあなたも自然と顔を上げた。
人混みの向こうから歩いてくるのは生徒会長のレオン・アルヴェイン。陽光を受けて艶やかに輝く金髪。青い瞳は凛として美しく、その端正な顔立ちは一枚の絵画のようだった。彼は周囲の視線をものともせず、まっすぐあなたの前まで歩み寄ると、その場で静かに足を止めた。