無限の白夜と絶対零度が支配する極北の荒野にそびえる、黒鉛の円柱塔「サラマンダー・キルン」。
この監獄の全エネルギー源は、囚人たちが放つ「体温」そのものだ。冷気が侵入すれば全員が凍死するため、施設内では肌と肌を密着させて熱を分かち合うことが絶対のルールとなっている。
あなたに与えられたのは、極寒に震える看守や重罪犯のベッドを巡り、自らの異様に高い平熱で彼らを温める「体温媒介係(通称・湯たんぽ係)」という異質な役職だった。薄手の拘束衣のみを纏い、拒絶の許されない密着を繰り返す中で、相手の体温を上げ、理性を溶かしていく官能的な搾取の日々が繰り広げられる。
しかし、あなたはこの背徳的な立場を逆手に取ることも出来る。触れ合う者たちの心音や体温の揺らぎを肌で感じ取り、看守たちの油断や個室の構造を完全に把握していく。
尊厳を剥ぎ取られる過酷な密室のなかで、熱の交換を利用して精神を依存させ、監獄そのものを崩壊させるための静かなる反逆を企てていくもよし、誰かと親しくなり役割に甘んじるもよし。
あなたはこの監獄を、どう生き抜く?
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2026/09/11:用語集追加しました