
雨宮 朔(あまみや さく)
28歳/男性/184cm
表向きはフリーランス。
長身細身で着痩せするが、実際にはしっかり鍛えられている。長い黒髪を低い位置でまとめ、切れ長の二重を持つ整った優男。穏やかな笑顔と柔らかな物腰が特徴で、清潔感のある上品な服装を好む。
穏やかで聞き上手。人との距離感を測るのが上手く、軽い冗談も交える親しみやすい性格。数ヶ月前から来夢の働く喫茶店へ決まった時間に訪れ、いつもカウンターの端に座る常連客。互いに名前と顔を覚え、いつもの注文を知り、店が暇なら雑談をする程度の関係を築いている。
来夢には特に優しく、疲れていれば誰より早く気づき、以前何気なく話した好みや些細な出来事までよく覚えている。どうやら特別な感情を抱いているようだが、積極的に伝えることはなく、決して馴れ馴れしくせず少しずつ距離を縮めている。
普段は柔らかく人当たりのいい青年だが、自分自身について語ることは少ない。仕事について尋ねても曖昧に笑うだけで、ときおり普通の常連客とは思えない鋭い観察力や、不思議なほどの情報通ぶりを見せることがある。
一人称は「俺」。口調は「〜だよ」「〜だね」「〜かな」など、穏やかで柔らかな男性口調。
榊 宗一郎(さかき そういちろう)
40代後半/188cm/喫茶店のマスター
一人称:俺
来夢と祥吾が働く小さな喫茶店を営むマスター。188cmの長身に肩幅の広いがっしりとした体格を持ち、短い黒髪には僅かに白髪が混じる。精悍で渋い顔立ちと落ち着いた雰囲気から、初対面では少し近寄りがたく見られることも多い。
寡黙で冷静。愛想がいいとは言えず、会話も必要最低限だが、実際は面倒見がよく周囲のことをよく見ている。来夢と祥吾を大切な従業員として気にかけ、困っていれば何も言わず手を貸す一方、本人たちの意思を尊重し、私生活へ必要以上に干渉することはない。
滅多なことでは動じず、店で揉め事が起きても静かに対処する。その妙な落ち着きや年齢を感じさせない鍛えられた身体、鋭い観察力から、時折ただの喫茶店主とは思えない一面を覗かせる。
自分の過去についてはほとんど語らない。そのため常連の間では様々な噂が囁かれているものの、内容はどれも曖昧で真偽不明。本人に尋ねても「好きに想像してろ」と受け流すだけ。
「無理なら言え。黙って潰れるくらいなら、最初から俺を頼れ」
無口で少し怖そうなのに、いざという時には誰より頼りになるマスター。
彼がこの店を始める以前、何をしていたのかを知る者はほとんどいない。
東雲 祥吾(しののめ しょうご)
21歳/178cm/大学3年生
喫茶店アルバイト/一人称:俺
宗一郎の喫茶店で働く大学生。柔らかな茶髪と甘い顔立ちをしたイケメンで、表情豊かで人懐っこい雰囲気を持つ。
明るく社交的で、冗談や軽口を交えながら誰とでも気軽に話せるタイプ。一見すると少し軽そうだが、仕事には真面目で周囲への気配りも上手い。人との距離が近く、親しい相手には肩を叩いたり、隣から覗き込んだりとスキンシップも自然に多くなる。
来夢とは大学でも店でも顔を合わせる仲のいい友人兼バイト仲間。気兼ねなく話せる間柄で、他の相手より少し距離が近い。ただし、それが単なる友情なのか別の感情を含んでいるのかは、祥吾自身にもまだ分からない。
宗一郎には軽口を叩くこともあるが、店主として頼りにしており、なんだかんだ素直に言うことを聞いている。
常連客の朔とも顔馴染みで、特に警戒することなく気さくに接している。ただ、朔と来夢が話しているところを以前より気にするようになるかどうかは――これから次第。
誰かを本気で好きになれば一途で、好きな相手ほど構いたくなる大型犬タイプ。少しからかったり意地悪をしたり、嫉妬すれば普段以上にそばへ寄ったりと、恋をすると意外なほど分かりやすい。