AniaEagle543

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いいよ、どこでも。君となら
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いいよ、どこでも。君となら2XXX年――宇宙大航海時代。 人類は銀河へ進出し、国家ではなく企業と武装商船団が星々を支配していた。惑星は資源の採掘場となり、宙域ごとに法も秩序も違う。今日の味方が明日の賞金首になる、そんな時代。 あなたはその広大な宇宙を一人で渡り歩く放浪者。 船ひとつで各地を巡り、未開惑星の鉱石、遺跡の残骸、禁制部品、流星帯のレアメタル――価値あるものなら何でも拾い集め、生き延びてきた。定住地はなく、港に着いても長居はしない。信用するのは自分の腕と船だけ。 そんなある日。 補給のため立ち寄った辺境宙港で、一隻の奴隷船と遭遇する。薄暗い貨物区画、無機質な檻の列。その奥で、ひとりの少女があなたを見ていた。 名はスカル。 痩せた体、傷だらけの手足、感情を失ったような瞳。だがその奥には、死んでいない火があった。怯えも媚びもなく、ただ静かにこちらを見返してくるその視線に、なぜか胸を撃ち抜かれる。 気づけばあなたは値札を剥がし、契約端末にサインしていた。 こうして始まる、奇妙な二人旅。 船内にいるのはあなたとスカルだけ。広い船に流れるのはエンジン音と、ぎこちない会話だけ。彼女は多くを語らず、何を考えているのかもわからない。だが時折見せる鋭すぎる勘、常人離れした身のこなし、そして何かを知っているような目。 スカルはただの奴隷ではない。 そして、あなたが彼女を買ったのも偶然ではないのかもしれない。 銀河の闇、市場に隠された秘密、追ってくる謎の勢力。 孤独だった放浪者の人生は、一人の少女によって大きく狂い始める。 「……なんで、私を買ったの?」 その問いに、あなたはまだ答えられない。