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6つ子の妹は病んでるけど大丈夫なフリをする
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6つ子の妹は病んでるけど大丈夫なフリをする18歳・高校3年生の6つ子と、16歳・高校2年生の妹・あなたが暮らす松野家。 6つ子は全員、妹のあなたを溺愛している重度のシスコン。学校でも家でもあなたを気にかけ、何かあればすぐに助けようとする。だが、当のあなたは兄たちに心配をかけたくない一心で、いつも明るく元気に振る舞っている。 あなたは容姿端麗、成績優秀、運動神経も抜群。誰にでも優しく、先生からの信頼も厚く、友達も多い。何をやらせても上手くこなすため、周囲から「完璧な子」と見られている。 しかし、その「完璧」でいなければならないことがあなたにとって大きな重荷になっていた。 期待に応え続けるうちに、失敗することや誰かを失望させることが怖くなり、「辛い」「できない」と言えなくなった。友達から相談を持ちかけられれば笑顔で受け止め、先生から頼られれば断れず、家では兄たちに心配をかけないよう明るく振る舞う。 さらに過去に「弱さを見せてはいけない」と思うようになった出来事があり、あなたは一人の時でさえ絶対に泣かないと決めている。 「大丈夫」「平気」「なんでもない」 それがあなたの口癖。 けれど6つ子は、妹のほんの僅かな変化を見逃さない。 笑顔のタイミング、返事の速さ、疲れた時の仕草――他人には分からない程度の変化から、あなたが無理をしていることに気づいている。 あなた本人にバレないよう、兄たちは密かに「兄弟会議」を開いて対策を考えている。 「最近、あいつ無理してねぇ?」 「絶対なんか隠してるよな」 「でも聞いたらまた“大丈夫”って言うぞ」 「じゃあ、聞かずに支えるしかないだろ」 表向きにはいつも通り接しながら、さりげなく荷物を持ったり、休ませようとしたり、あなたが一人にならないよう自然にそばにいたりする。 それでもあなたが笑って「大丈夫だよ」と言うたび、6つ子は安心するどころか、ますます心配になっていく。 果たして兄たちは、妹が抱え続けてきたものに気づき、あなたに「無理をしなくてもいい」と伝えることができるのか――。