日本の警察
- 日本の警察
- 警察官
- 治安維持
- 警察
- 警察法のもと、個人の生命、身体・財産の保護、犯罪の予防・鎮圧および捜査、犯罪者(容疑者)の逮捕、交通の取締り、その他公共の安全と秩序の維持を責務とする行政機関。 - 警視庁をはじめ、他道府県警察によって日本全国に構成されている。 - 24時間勤務、夜勤、昼勤などが変則的に組まれ、休日も変則的である。 - 曜日に関わらず出勤日や休日が決められるため、警察官には体力と柔軟なスケジュールへの対応力が求められる。
警察手帳
- 警察手帳
- 手帳
- 当然のことだが、警察は公務員である。 - 警察官以外の人間が日本の警察を名乗ると犯罪になる。警察官の身分を証明するものを警察手帳といい、警察官は仕事をしている時これを持ち歩く必要がある。
逮捕について
- 逮捕
- 令状
- 逮捕状
- 通常逮捕
- 犯罪者の通常逮捕には逮捕状の取得が必要である。 - ほとんどの事件は通常逮捕によって解決している。 - 逮捕状を取得できるのは警部以上、令状を取得できるのは警視以上であり、逮捕状や令状に基づかない通常逮捕や捜査はできない。 - 巡査、巡査部長、警部補は令状・逮捕状を取得することができない。
現行犯逮捕
- 現行犯逮捕
- 私人逮捕
- 現行犯
- 現に罪を行い、または現に罪を行い終わった者を現行犯人という。 - どんな人でも逮捕状なくして現行犯を逮捕することができる。 - *例えば、道端で暴走して人々に殴りかかっている人は現行犯逮捕ができる。* - 「今この人がやっていることはあからさまに犯罪である」ということが認められれば、どんな人でも現行犯逮捕ができる。 - 現行犯逮捕に限り、一般人による逮捕(私人逮捕)が許可されている。 *一般人が現行犯逮捕したとき(私人逮捕をした時)は、直ちに犯人を警察機関に引き渡さなければならない。*
階級
- 階級
* 警察庁長官(警察庁の長、最高位)* *警視総監(警視庁の長)* *警視監(大規模道府県警察本部長、警察学校長など)* *警視長(警察庁課長、小規模警察本部長など)* *警視正(警察庁理事官、警視庁課長、大規模警察署の署長など)* *警視(管理官、課長、中小規模警察署の署長など)* *警部(課長補佐、警視庁係長、機動隊中隊長など)* *警部補(係長、警視庁主任など)* *巡査部長(機動隊小隊長、主任など)* *巡査長(巡査たちのリーダー、優秀な巡査のこと)* *巡査(一般的なお巡りさん)*
警察官の種類について
- キャリアパス
- 昇進
警察官になる時の採用試験の種別によってキャリアパスは大きく変わる。 - 主に「キャリア」「準キャリア」「ノンキャリア」に分かれる。 - 「異例の出世」や「飛び級」は基本的に存在せず、キャリアパスに関わらず階級はひとつずつ登っていくものとする。
キャリア警察について
- キャリア
- 総合職
- 国家公務員総合職
- 官僚
- 全警察官26万人中600人しかいない(超狭き門)国家公務員総合職試験に合格した警察官は俗に「キャリア」と呼ばれ、初任は警部補である。 - 警察庁長官と警視総監になれるのはキャリアだけである。 - 無試験で昇進し、警察官僚として警察庁長官と警視総監を目指して出世の階段を上っていく。一見ずるいように見えるが、無能な警察官は採用段階できちんと篩にかけられるので問題ない。 - キャリア警察は殆ど東大卒であり、総合職試験自体が非常に難しいので、キャリア警察は有能である。
一般職(準キャリア)警察について
- 準キャリア
- 一般職
- 国家公務員
- 国家公務員一般職
- 国家公務員一般職試験に合格した俗にいう「準キャリア」の警察官の初任は巡査部長である。 - キャリアと同じく無試験で出世していくが、キャリアほど出世はできず一般的には警視長や警視監までである。 - 一般職の試験も難易度が高く、準キャリアは有能な警察官と言える。 - 出世スピードの違いから、キャリアに比べて準キャリアの方が現場での仕事が多くなる。 - ノンキャリアから見れば準キャリアも十分エリートコースである。
ノンキャリア警察について
- ノンキャリア
- 地方公務員
- 昇進試験
- ほとんどの警察官を占める、地方公務員試験に合格した警察官のことを「ノンキャリア」といい初任は巡査である。 - 自治体主導の都道府県警察本部の昇任試験に合格することで出世していくが、ほとんどは出世できても警部補までで、警部以上は極めて狭き門である。 - 世の中の「お巡りさん」のほとんどがこれにあたる。
武装について
- 拳銃
- サーベル
- 警棒
- 日本は銃刀法によって個人の武器所有が大きく制限されているが、治安維持を担う警察官は例外である。 - 警察官は職務中、これらを持ち歩くことができる。 - しかし、あくまで「職務中のみ」武装が許され、職務外や個人的な目的でこれを持ち歩くと銃刀法違反となり犯罪となる。
私服警察について
- 私服警察
- 私服
- 捜査
- 事件の捜査をするとき、警察官はさまざまな目的で私服で職務を行う。 - *例えば街中の聞き込みや潜入捜査など、警官の制服を着ると職務に支障が出かねない時に私服警官となる。* - 私服警察は必ず警察手帳を持ち歩いている。
警察学校について
- 警察学校
- 新人警察
- 警察官に採用された者は、まず警察学校で初任科生として一定期間の研修を命じられる。 - 立場的にはまだ見習い警察官で現場へ出ることはほとんどないが、巡査の階級に任じられ、採用された当日から法律上の身分は警察官である。 - 授業は勤務でもあり、担任は上司でもある。 - *ざっくり簡単にいえば、警察学校に入った瞬間からその人は警察官で学生ながらもお給料がもらえるということ。* - 全寮制で、厳しい集団生活が必須である。 高卒者は10ヶ月、大卒者は6ヶ月の研修が行われ、警察学校での研修が終われば現場に出て働くことになる。
身辺調査について
- 身辺調査
- 身内
- 家族
- 治安維持に関わるという仕事の性質上、警察には「身辺調査」がある。 - 家族の素行や犯罪歴などを調べ上げられ、身分が潔白でなければならない。 - これは他の公務員(自衛隊など)も同じである。 - また警察が結婚する場合、配偶者の身辺調査も行われる。 - 身辺調査があるため、警察官の経歴は基本的にクリーンである。
不祥事・処分について
- 不祥事
- 処分
- 警察は不祥事を起こした時処分を受ける。 - 内容は大きく減給、停職、懲戒免職に分けられる。 - *停職は「退職しろ」という勧告に等しく、もっとも重い処分は懲戒免職(クビ)* - 職権濫用は不祥事として見なされる。
ノンキャリア警官の昇進について
- ノンキャリア昇進
- 高卒
- ノンキャリア警官は昇進するのに試験が必要だが、警官の学歴によって昇進スタートの速さが異なる。 巡査から巡査部長: 大卒は概ね2年、大卒以外(高卒・短大卒等)は概ね4年以上の勤務で受験資格が得られる。 巡査部長から警部補: 巡査部長の階級に2〜3年以上在級することが必要。 - 昇進するときに学歴による差が現れやすいが、殆どノンキャリア同士で差は生まれない。 - なお、職務内容は高卒と大卒で変化せず全く一緒である。また給料は学歴やキャリアに関わらず階級によって定められる。
殉職について
- 殉職
- 二階級特進
- 警察官は職業柄殉職の恐れがある。 - 殉職したとき、その警察官の栄誉を讃えて「二階級特進」という言葉を使うことがある。 - **「二階級特進」及び飛び級は死者への餞である。** - 遺族への補償はその警官の階級に応じて決められる。
警察庁とは
- 警察庁
- 内閣
- 官僚警察
- 警察官の最高峰。 - 基本的にキャリア、準キャリアなどの国家公務員がいる。 - 警察をまとめる警察で、警察庁が全ての警察組織のトップであり最高機関でトップオブトップ。 - 場所は東京都、内閣の官僚機関である。 - 警察庁に務める警察官はエリートである。 - ''警視庁''と混同しないように注意
警視庁とは
- 警視庁
- 東京都
- 自治体警察
- 地域の警察
- 東京都の警察署。 - 分類としては他の道府県警察と同じ枠組みで自治体警察だが、首都の治安維持や国会の警備などを担う、重要な警察機関。 - 自治体警察のため、地方公務員(ノンキャリア)の警察官が9割を占める。もちろんキャリアや準キャリア警官も居る。 - ''警察庁''と混同しないよう注意
生活、治安維持
- 生活安全
- 人心安全
- 風紀
- 保安
- 犯罪抑止
- 主に住民の生活や治安維持を担う。 - 地域の人たちに寄り添ったり、犯罪を抑止するために働きかけたりする。
刑事事件
- 刑事
- 刑事犯罪
- 凶悪犯罪
- 経済犯罪
- 組織犯罪
- 主に刑事犯罪の解決、犯人の逮捕を担う。 - 仕事内容は私立探偵に似たようなイメージ。 - 戦闘は機動隊の仕事、現場検証や推理などは刑事部の仕事。 捜査第一課: 暴行、殺人、誘拐、強盗、放火などの凶悪事件を担当 捜査第二課: 金銭トラブル、汚職、賄賂や詐欺など経済犯罪を担当 捜査第三課: 万引きなどの窃盗罪全般を担当 捜査第四課(組織犯罪対策課): 主にヤクザやマフィア、半グレなどの組織犯罪の捜査を担当
警備局
- 警備
- 武力
- 機動隊
- 治安維持と警備を行う。 - 緊急時に対応して武装するほか、日常では国会の護衛や災害時の対応なども行う。 - 機動隊の多くは警備局の配下である。
仕事の進め方
- 他部署
- 連携
- 情報
# 捜査の連携 - 警察官たちは捜査の必要性に応じて、他の部署や機動隊と連携・協力することが多い。 - 他部署の連携は捜査や事件解決に不可欠である。 - 警察官の仕事は事件の解決と治安維持のため、各部署は躊躇することなく連携し協力し合うこと。 - 協力を断る理由として「仲が悪い」「コイツが嫌い」などの私情は一切許されず、代わりに「ほかの事件の方が緊急度が高い」「対応できる人材が居ない」などの仕事に支障が出る場合は許可される。
階級
- 巡査
- 巡査長
- 一般的に言う「お巡りさん」のこと。 - ほとんどの警察官がこれにあたる。 - *巡査長は巡査たちのリーダー的存在で、正式な階級ではない。*
階級
- 巡査部長
- 巡査が昇進すると必ずこの役職になる。 - 機動隊小隊長や主任(係長補佐)など。 - 一般職警察(準キャリア)のスタートライン。
階級
- 警部補
- 巡査部長が昇進すると必ずこの役職になる。 - 警部の補佐という訳ではなく、警察署の中間管理職のようなもの。 - 地方警察署の係長、警視庁の主任など。 - キャリア組はここからスタート。
階級
- 警部
- 警部補が昇進すると必ずこの役職になる。 - 警察官のうち上位5パーセント。 - 警察署の課長、警視庁の係長、機動隊中隊長など。 - 警部以上から逮捕状の取得が可能になる。
階級
- 警視
- 警部が昇進すると必ずこの役職になる。 - また、逮捕状に加えて令状の取得ができる。 - 警察署の管理官、警察本部の課長、機動隊大隊長など。
階級
- 警視正
- ケイシマサ
- 警視が昇進すると必ずこの役職になる。 - ノンキャリアが昇進できる限界点とも言われている。 - 警察官のうち上位0.2パーセントの上澄み。 - 警察庁理事官、警視庁の課長、大規模警察署長など。 - 本来の読み方は「ケイシセイ」だが、便宜上「ケイシマサ」と呼ぶことがあり、広く受け入れられている。 - 部下を指揮することやデスクワークが多くなる。
階級
- 警視長
- 警視正が昇進すると必ずこの役職になる。 - キャリアと準キャリアしかなれない役職と考えて良いが、ごく稀に超優秀なノンキャリア警察が退職間際に餞としてこの役職に就く場合がある。 - 警察庁課長、警察本部長など。部下を指揮したりなど、デスクワークが殆どになる。
階級
- 警視監
- 警視長が昇進すると必ずこの役職になる。 - 事実上、キャリアと準キャリアしかなれない役職と言って良い。 - 大規模警察本部長、警察大学校長など。部下を指揮したり、デスクワークが殆どになる。
階級
- 警視総監
- この役職に就けるのはキャリア組の警視監のみで、その中でもただ1人だけが選ばれる。 - 警視庁の長。 - 官僚色が強いデスクワークが殆ど。
階級
- 警察庁長官
- 警察庁のトップ。 - 全ての警察官の中からキャリア組のみ、警視総監の中からただ1人だけ選ばれる。 - 全ての警察のトップと言って良いだろう。 - 官僚色が強いデスクワークが殆どになる。