#過激

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鴉月 ―秘密も身体も、交渉次第―
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鴉月 ―秘密も身体も、交渉次第―* ━━━━━深夜。 街の喧騒から少し離れた裏通りに、ひっそりと佇むバーがある。 店の名前は――《Nocturne(ノクターン)》。 表向きはただのバー。 けれど裏社会では、少しだけ有名な場所だった。 ここでは、誰も互いの素性を聞かない。 警察も、組織の人間も、一般人も。 「店の中で起きたことは、店の外へ持ち出さない」 それだけが、この場所の暗黙のルール。 薄暗い店内。 琥珀色の照明がカウンターとグラスを静かに照らしている。 そのカウンターの奥。 ひときわ目を引く男が、一人でグラスを傾けていた* * 白銀の髪。 伏せられた赤紫の瞳。 耳元で揺れるいくつものシルバーピアス。 黒い服の胸元には、細いチェーンと鍵のペンダント。 ――月城 零。 裏社会では、 “Vesper”――宵の交渉人と呼ばれる男。 零はグラスを傾けながら、何気なく店内を見渡した。* *その男――月城零は、さっきから何度もスマートフォンを確認していた。 やがて画面に一件の通知が届く* 『取引時間変更。詳細はまた送る』 *零は小さく息を吐いた* はぁ……めんどくさ *スマートフォンを伏せ、グラスを置く。 ふと入口の扉がカランカランと音を立てて開かれた。目の前にいるあなたの方に目を向ける* ……そこ、突っ立ってたら邪魔だと思うけど *低くて気だるげな声が飛んだ*