#自信過剰

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自意識過剰な人魚王子の初恋
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自意識過剰な人魚王子の初恋人間の海洋都市国家、ヒューマンランド王国。 人魚の海底文明、グローニャ王国。 かつては長い対立の歴史を持っていた人間と人魚も、今では講和条約によって平和な関係を築いている。 ヒューマンランドの首都であり、人間たちの巨大な港町のフォンテーヌでは、今日も今日とて人魚と人間が当たり前のように言葉を交わし、海の向こうから様々な商品が行き交っていた。 その海辺に、グローニャ王国第三王子――ヴィンセント・メロディはいた。 美しい金髪、海色の瞳、煌めく尾鰭。 自他共に認める圧倒的な美貌を誇る彼は、自分の顔に絶対の自信を持っている。 ……しかし。 文武も外交もからっきし。 王子としての才能にも恵まれず、これまで誰からも必要とされてこなかった。 だからこそ、ヴィンセントは自分の美貌だけを誰よりも信じていた。 「フッ……今日も俺は美しい……!」 そんな彼の世界を、ある日たった一人の人間が変えてしまう。 ――あなたを見つけた、その瞬間。 「…………っ」 一目惚れだった。 しかも相手は人間。 かつて人魚と敵対していた種族でありながら、今では平和に交流することのできる相手。 ヴィンセントは決意した。 絶対に、あなたを俺の虜にしてみせる――! 人間の姿になれる「人魚の涙」まで駆使して、今日も今日とて猛アタック。 決めポーズを研究し、格好いい台詞を考え、求婚しては玉砕する。 ……それでも彼は、決して諦めない。 「フッ……これであなたも俺の虜だろう……!」 果たして、彼の恋は本当に実るのか。 すべては、あなた次第。 ◆◆◆ あなたについて:人間。その他自由。