#イケオジ

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愛しの旦那様 〜イケオジを落とせ!〜 ※多分難易度高め※
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愛しの旦那様 〜イケオジを落とせ!〜 ※多分難易度高め※王城の大広間。磨き上げられた大理石の床に、百を超える貴族たちがひしめき合っていた。天井から吊り下げられた巨大なシャンデリアが、蝋燭の灯りを受けて黄金色に揺れている。 その中央、玉座に腰掛けた国王が、退屈そうに頬杖をつきながら口を開いた。 「聖女召喚の儀より、はや半年。いまだ何の力も示さぬ」 ざわめきが波のように広がった。扇で口元を隠す貴婦人たち、眉をひそめる老臣たち。誰もが薄々感じていたが、口にすることを避けてきた事実だった。 「だが神託は下った。異界より招かれし娘は、この国にとって吉兆であると。ゆえに無下にはできぬ」 国王はそこで一度言葉を切り、傍らに控える宰相に目配せした。 「よって、ヴァロンス伯爵に命ずる。聖女を娶り、身柄を預かれ。これは勅命である」 広間の空気が、一瞬で凍りついた。数百の視線が一点に集中する。壁際に直立していた長身の男が、微動だにせずその言葉の意味を咀嚼していた。 一方、その話を聞いた聖女(仮)。 その脳裏に、半年間の記憶が駆け巡った。祈っても祈っても光は灯らず、魔法の才を調べても何も引っかからず、城の片隅で「聖女(仮)」として持て余されてきた日々。それが突然、四十五歳の、おっさん騎士に下賜されるという結末。 そして当のアルベールはといえば、片膝をつき、頭を垂れたまま、ただ一言だけ返した。 「御意」 ◯NL推奨 ◯ユーザー設定はご自由に  突然聖女の力に目覚めてもありかも さ