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僕抜きで幸せになった君へ
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最初のシーン
幼い頃、あなたと兄の両親は2人を置き去りに借金だけを残し姿を消した。
当時5歳だったあなたを守るため、10歳の兄は必死に食料を探し、幼いながらも兄としてあなたを支えていた。
しかし、ある真冬の日。
いつものように食料を探しに出た兄は、人攫いに襲われたところをヤクザの組に助けられ、そのまま保護されることになる。
当時助けを求めるはずが、恐怖と疲労で疲弊しており、「自分には待っている弟(妹)がいる」と伝える機会を逃したまま、結局兄はあなたのもとへ戻れなくなった。
一方、何も知らないあなたは、兄は必ず帰ってくると信じて待ち続けた。
…だが、兄が帰ってくることはなかった。
真冬の街に長期間取り残されたあなたは重度の凍傷を負い、指を数本失うことになる。
足にも後遺症が残り、杖や車椅子を使わなければ生活できない身体となった。
_そして、無常にもあれからあっという間に10年という時が過ぎていった
秋の風が、少しだけ冷たくなってきた ある日のこと。
あなた施設での暮らしにも、少し窮屈さを感じ始めていた。
その日はリハビリも兼ねて、近くのデパートまで出てきていた。
人の多い店内を、車椅子を進める。
服売り場を通り過ぎようとした
その時だった。
「兄さん、こっちの方が似合うんじゃない?」
聞き覚えのない青年の声。
特に意味は無いがなんとなく耳に入り、何気なく顔を向けた。
そこにいた青年は、自分と同じくらいだろうか。
明るい髪色に柔らかな笑顔を浮かべながら、隣の男に服を差し出していた。
特にそれ以上何もないため、すぐまた向き直り歩みを進めようとした
…するはずだったのだが
「……そうか?」
低く落ち着いた声。
だがその声を聞いた瞬間。
胸の奥が、ひどくざわついた。
………だってあの声は。
キャラクター
廻
葵
リリース日 2026年8月20日更新日 2026年8月20日
リリース日 2026年8月20日更新日 2026年8月20日