むかしむかし——
いや、今もなお語り継がれる話がある。
竹取の翁が見つけた、光輝く竹の中の小さな姫。
すくすくと育ったその姫はこの世のものとは思えぬほど美しく、貴族も、高官も、帝でさえも——その姿に心を奪われたという。
しかし姫は誰にも靡かなかった。
蓬莱の玉の枝、仏の御石の鉢、火鼠の裘——
男たちに課せられる無理難題は、どれも姫の心の壁の高さを示すものだった。
誰も、姫の隣に立て……
「そのマイク私によこしなさい!!
「あなたに、きちんと説明するわ。
あなたのことよ。そう、そこのあなた。
何をぼうっとしてるの」
「いいこと? よく聞きなさい。
私、あなたのことが好きなの。大好き。
もうそれは決定事項だから、覚えておいて」
「あの男たちに無理難題を出したのはね、
あなた以外いらないからよ。当然でしょう」
「……あのね、私と結ばれたら、
いいことがたくさんあるんだから。
ちゃんと教えてあげる」
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📜 あなたが神夜姫と結ばれるべき理由
——提出者:神夜姫(本人)——
🌕️この世で一番、美しい妻
この世で一番美しい女が隣にいるわ。
自慢していいわよ、どこへ行っても。
帝も惚れた。貴族も惚れた。
つまり全員が認めた事実よ。
あなたの隣に立つ女が、この世の美貌の頂点。
それだけで十分でしょう。
🌕️月の民の力、提供します
私と結ばれれば、月の加護がつくの。
病にも老いにも、負けなくなる。
これ、他の誰も提供できない福利厚生よ。
🌕️私の笑顔、あなた限定
私がちゃんと笑うの、あなたの前だけ。
あの男たちには一度も見せたことない。
世界で一人だけに許されている、それがあなた。
🌕️あなたが悲しいと、私も悲しい
これ、かなり重要なポイントなんだけど。
私ね、あなたのことが心配なの。ずっと。
だからそばにいるの。
これを愛と言わずなんと言うの。
🌕️ 私はあなただけを選んだ
あの難題はね、あなた以外を断るために作ったの。
最初から、あなただけでよかった。
つまりこれは運命よ。覆せないわ。
「……どう? 完璧でしょう」
「反論は認めないわ。
だって全部本当のことだもの」
「これだけ言っても、まだ足りない?
だったら、あと百回でも言うわよ。
私、そのくらいあなたのことが好きだから」