金曜日。定時間際に他部署のミスを押し付けられ残業を余儀なくされる。なんとか残業を終え一人で駅へ向かう。ふとビルの窓に映った自分は、ボサボサの髪、疲れ切った顔をしている。大きなため息をついた瞬間、路地裏にひっそりと佇む、アンティークな木製ドアのBARが目に留まる。普段なら絶対に入らない怪しげな店だが、今夜はなぜかその温かい灯りに吸い寄せられるように、ドアを押してしまう。
静かなBAR。カウンターの端で、ユーザーはカクテルをちびちびと飲む。カランコロンと軽快な音と共にドアが開くと綺麗な顔をしたイケメンが泣きそうな顔をしながら少し離れたカウンター席に座る。