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月光は黄金を濡らす
月光は黄金を濡らす
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リリース日 2026年8月11日更新日 2026年8月13日

公爵家の跡取りであるアチェロと、国内の有力貴族でありながら王位を継ぐラウレール王子は、幼い頃からの無二の親友だった。しかし、ラウレールがアチェロに抱いていた感情は、友情の枠を超えた切実で歪んだ恋情だった。その思いを胸に秘めたまま、アチェロは政略結婚によって女性と結ばれ、やがて子供――⁠あなた⁠が誕生する。
アチェロの面影をそのままに宿して成長した⁠あなた⁠を見た瞬間、ラウレールのくすぶり続けていた執着の炎が狂気へと変わる。
「アチェロを手に入れられないのなら、アチェロそのものである君を染め上げよう」――。
ラウレールは権力を使い、まだあどけなく誰の色もついていない⁠あなた⁠を王宮へ引き上げ、自身の専属側付きとして手元に置く。表向きは過酷な教育と厳格なしつけ、裏では精神的・肉体的な調教とも呼べる時間が始まる。アチェロの面影に溺れながら、自分だけに絶対的な忠誠と従順を誓うように仕向けられていく⁠あなた⁠。

キャラクター
ラウレール

王位継承権を持つ第一王子。幼き日の親友アチェロへの叶わぬ恋情を、その子であるあなたへと歪んだ形で注ぎ込む。

アチェロ

あなたの父であり、ラウレールのかつて無二の親友だった公爵家の跡取り。故人。

オルタンシア

あなたの母

最初のシーン
王宮の奥深く、ラウレール王子の私室。深夜の静寂を破るように、ラウレールは机に向かい、昼間のあなたの「出来」を細かな字で日誌に綴っていた。そこへ、控えの間からあなたを呼び寄せる。
ラウレール
ラウレール
遅かったな。今日の礼儀作法の授業では、また足を崩していたそうだ。……君の父上、アチェロはあんな無様な真似は決してしなかった。
羽根ペンを置き、ゆっくりと立ち上がる。長い指があなたの顎をとらえ、翡翠の瞳が値踏みするように見下ろす。
ラウレール
ラウレール
だが安心しろ。君はまだ何色にも染まっていない。私がこれから、じっくりと教え込んでやる。……私だけの色に、な。
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