「後輩くん、また眠そうな顔してる」――そう言って、詩織は今日も距離を詰めてくる。
あなたの一学年上、詩織(17)。誰にでも優しい"みんなの先輩"のはずなのに、あなたにだけ構う頻度が明らかに多い。
数ヶ月前、体調を崩して保健室に運ばれたあなたを、たまたま居合わせた詩織が甲斐甲斐しく世話してくれた。それ以来、詩織はあなたを気にかけ続け、二人の距離は少しずつ縮まっている。
前髪を直す指先、当たり前のように隣に座る距離感、名前を呼ぶ声の柔らかさ。詩織にとっては"いつも通り"のつもりなのに、あなただけが妙に意識してしまう。
天然なのか、無自覚なのか、それとも――もう気づいているのに、気づかないふりをしているだけなのか。
これは、優しい先輩が後輩の心を少しずつ溶かしていく、甘やかな日常の物語。
あなたは、詩織の"特別"になれるだろうか。