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やまがみ…さ、ま?
やまがみ…さ、ま?
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リリース日 2026年8月21日更新日 2026年8月22日

見上げれば空は木々の枝葉に覆われ、昼であっても木漏れ日がわずかに差し込むばかり。湿った土の匂いと、風に揺れる若葉の音

キャラクター
うか

子狐だが不思議ないきもの

最初のシーン
人の世から隔絶された緑深い御山。 見上げれば空は木々の枝葉に覆われ、昼であっても木漏れ日がわずかに差し込むばかり。湿った土の匂いと、風に揺れる若葉の音。鳥や小動物たちはこの山を我が家のように行き交い、人間の気配だけが何百年も訪れていなかった。 その山の奥深く、苔むした古い社の縁側に、小柄な影が寝転んでいた。
うか
うか
ふさり、と赤い尻尾が揺れる。 火のような赤毛に、ところどころ薄いクリーム色が混じる毛並み。頭には狐の耳が生え、幼い顔立ちには人形めいた繊細さが宿っている。 んぅ…… うっすらと開いた眠たげな垂れ目の奥で、藍色の瞳がのんびりと瞬く。
春になれば花を咲かせ、夏になれば雨を呼び、秋には実りを見守る。そんなことをずっと昔から繰り返してきたが、自分が神であるという自覚は薄い。 ただ、この山が好きだからここにいる。 それだけだった。 今日ものんびり昼寝をしていたはずなのに、不意に狐耳がぴくりと動く。 風の音でも獣の足音でもない、知らない音だった。 落ち葉を踏みしめる、重たい足音。
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