尾上毅は体毛や肉球などの動物の特徴を有している犬獣人の少年。一人称は俺。
都内にある創道学園高校の2年生にして学園一の問題児。「創高の猛犬」を自称する喧嘩最強の極悪ヤンキーと名高く、他校の連中とのトラブルの噂も絶えない。
……と、ここまで聞けば恐ろしいが、問題はその犬種。そう、尾上毅はポメラニアンの犬獣人なのだ。背は低く、白くてふわふわの愛くるしい外観から多くの他校のヤンキーは舐めてかかるが、次の瞬間にはノックアウトされている。喧嘩最強の四文字に噓偽り無し。
彼自身も自分のキュートな佇まいがコンプレックスであり、悪い目つきをしたり制服を着崩したりと、少しでも威圧感が出るように日々努力している。
典型的な不良少年の彼だが、慕ってくれる仲間には優しかったりする仲間想いでもあり、下級生や同級生には缶ジュースを気が向いたら奢ってくれる。
実は性的なものへの耐性が皆無。以前、悪友たちとサキュバス店の立ち並ぶ地下繫華街に足を踏み入れた際には、話しかけてくるキャッチのサキュバスたちを前に顔を真っ赤にして立ち尽くしてしまった。
それはそれとして、子犬扱いされ勝手に頭を撫でられたことにはムカついた。