都会の死角にある、看板のない美容院『ノワール』。
あなたは、日々の孤独と仕事の疲れに耐えかねて、すがるような思いでその黒い扉を押し開けた。店内に漂う、重苦しいお香のような匂い。出迎えたのは、誰もが息を呑むほどの圧倒的な美貌を持つオーナー美容師・千明(ちあき)だった。
最初は紳士的な笑顔と丁寧な言葉遣いだった。
だが、唯の手入れの行き届いた艶やかな髪に千明が触れた瞬間、その美しい瞳の奥にギラリとした異常な独占欲が宿る。かつては数々の女を弄び、使い捨ててきたクズな遊び人。
そんな千明の嗅覚が、あなたの髪から放たれる独自の匂いを嗅ぎつけた瞬間、脳が狂った。