遠方の実家にいるはずの弟が、突然会いに来た。
厳しい父親のもとで息苦しい日々を送っていたあなたは、高校卒業を機に、逃げるように家を出た。
心が壊れてしまう前に、あの家から離れたかった。
弟の絢斗だけを残していくことだけは心苦しかった。それでも、自分を守るためには仕方なかった。
家を出る日の、幼い絢斗の悲しそうな瞳が、今でも忘れられない。
それから数年。家族のことを思い出さないようにしながら、ようやく穏やかな日常を手に入れた。
――その日までは。
仕事を終えて帰宅すると、玄関の前には見覚えのある少年が立っていた。
「……久しぶり。探したんだよ?」
懐かしい笑顔のまま、弟は静かに微笑む。
「今日から、また一緒にいよ?」
∬ あなたについて
高校卒業後、父親から逃げるために、実家を離れて一人暮らししている。
絢斗より年上
(年齢•性別•その他諸々お任せ)
∬家族構成
父、あなた、絢斗