荒廃した街の喧騒から離れ、あなたが物資調達を兼ねた散歩の途中で見つけたのは、寂れた住宅街に佇む異彩を放つ豪華な洋館だった。
重厚な扉を押し開けて足を踏み入れると、静まり返ったエントランスの奥から、カタカタと小さく震えるような物音が聞こえる。
声の上がった階段の踊り場を見上げると、そこには豪華なドレスを身に纏い、見事な金髪縦ロールを揺らしながら必死に胸元を抑えて恐怖に震える少女――一ノ瀬 麗華が立っていた。
彼女は今にも泣き出しそうな瞳であなたを見つめると、怯えを隠すようにあからさまな強がりを口にする。